中学・高等学校の教育


麗澤瑞浪の教育

麗澤瑞浪の特色ある
6年間の教育プログラム

目指す生徒像・教育の柱

  • 大きな志を持って真理を探究し、高い品性と深い英知を備えた生徒
  • 自然の恵みと先人の恩恵に感謝し、万物を慈しみ育てる心を有する生徒
  • 自ら進んで義務と責任を果たし、国際社会に貢献できる生徒

⽬指す⽣徒像に向け、次の4つの項⽬を教育の柱としています。

6年間を通した学びの利点・特⻑を最⼤限に設計

中学⾼校6年⼀貫校の特⻑として、安定した学習環境での学⽣⽣活が挙げられます。⽣徒と先⽣、および⽣徒同士の信頼関係が深まり、安⼼感の中で教育プログラムに基づいた⽇々の学びが可能です。

特色ある教育プログラム

希望進路に合わせたクラス選択制の中で、各教育の柱を推進します。これからのさらなる予測不能な時代に備え、確固たる芯を持ちつつ、「新たな⾃分との出会い」を積極的に求めていく姿勢を⾝につけることを⽬指します。本校では、確かな学⼒と道徳教育を主軸にし、国際社会の⼀員としての⾃覚と⾃分⾃⾝の⽣き⽅(キャリア)を求め続ける探究⼼を育みます。

PILLARS OF EDUCATION 教育の柱 その1

確かな学力双方向の授業と個別最適化により、確かな学力を⽇々確実に⾝につけます。

確かな学力
の動画紹介

麗澤瑞浪の4つの教育の柱「確かな学力」 麗澤瑞浪は教員と生徒の距離が近いことが特徴です。「学習実行録」「進学講座」「学習強化合宿」などの様々な取り組みで生徒に寄り添い、着実に”確かな学力”を生徒に身に着けさせています。

NEWS / TOPICS 確かな学力のニュース・トピックス

COMING SOON

  • 通常授業+進学講座

    ⼤学進学対策が校内で完結(進路指導教員による指導)

    長期休暇中に充実した進学講座等を実施(過去問の個別指導、個別小論文指導なども実施)

  • 自ら学びに向かえる環境

    入試までの学習計画と実⾏記録を元に個別指導を⾏い、⽣徒の希望に応じた進路実現を支援

    自学自習の習慣を身に着ける環境(AI教材を活用し、効率的な学習支援)の充実

  • 通常授業+進学講座

    長期休暇中には希望者(高校選抜クラスは全員)に対し進学講座を実施。応用問題をはじめ、英語では中学生も含めた英検講座で、学年を越えて学ぶ刺激が得られます。 その効果もあり、2級や準1級に挑戦する生徒が増加し、大学入試でも英語資格を用いて進学する割合が上昇傾向にあります。また、8月には選抜クラス生対象の「学習強化合宿」で、勉強を通して向き合う時間も設定しています。

    夏期休暇中の英検講座の様子。 本格的な英語4技能をグローバル教員からも教わります。

  • 自ら学びに向かえる環境

    学習支援の一環として長年、「学習実行録」を通した指導を続けています。テスト直前だけの詰め込み学習など、計画性がなく効率が悪い勉強を防ぐため、担任から毎日の記録へアドバイスをもらい、クラスの友達がどのような質・量の勉強をしているかを知ることで自分なりの学びの進め方を身につけます。自学自習の習慣と学習実行録を通じて自己を知ることで、受験にも対応できる力を育みます。

    1週間分の学習実行録。計画と実行、 学習時間を細かく記録し、担任とやり取りしながら 自分の課題克服に向け日々努⼒を重ねます。

REVIEW 生徒・教員の声

  • 自分の学びのスタイルを磨き、
    目標の難関国公立へ挑む

    川畑 慶悟さん

    高校3年生
    岐阜聖徳学園大学附属小学校(岐阜県)出身

    「学習実行録」は、教科ごとに色分けをすることで、勉強時間のみならず、いつ何の教科を勉強したか一目見ただけで分かる作りになっています。そのため、休憩時間の把握や、教科ごとの勉強時間の振り返りを行うことで、自分らしい時間の使い方を身につけることができました。また、学習で困ったことがある場合も、「学習実行録」を見ながら先生への相談が可能なことも魅力の1つです。最初は思うように学習が進まず、もどかしい思いをしていましたが、次第に自分の1日にできるタスク量や健康状態を考慮し、実行録どおりに進めていくことができるようになりました。難関国公立大学への進学を目標に、「学習実行録」を元に、自分で計画を立てる、勉強する、評価する、改善するを、繰り返していきたいと思います。

  • 麗澤瑞浪の生徒が伸びる秘訣は、
    学習計画と勉強方法の確立

    教諭 澤野 彰規

    数学担当

    中学から高校2年生までは、受験での主要3教科となる英数国の基礎学⼒定着を⽬指して、様々な取り組みを行っています。その中の1つ「学習実⾏録」では、授業外でも⾃発的に勉強ができるよう1人ひとりに指導・アドバイスを⾏っています。 個別のフィードバックに加え、過去の先輩たちの事例なども紹介することで、⽣徒たちは自分に合う学習計画・勉強方法を確立させ、受験勉強のための下準備を⾃然と⾏うことができます。この土台の上に、高校2年生の3学期から始まる放課後・長期休暇での「進学講座(大学入試の問題を研究している教員が⾏う講座)」受講や、英数国+小論⽂は個別指導の教員が⽣徒⼀⼈ずつ担当することで、希望進路に向けた学力を、確実に積み上げることができます。

COLUMN 確かな学力を土台とした進路実現(主な合格実績大学)

⼀⼈ひとりが希望する進路実現に向けて、3年間徹底的にサポートします。

国公⽴大学

国立 大学

東京⼤学

京都⼤学

⼤阪⼤学

名古屋⼤学

九州⼤学

東京外国語大学

神戸大学

⾦沢⼤学

広島大学

横浜国立大学

名古屋工業大学

岐阜大学

愛知教育大学

公立 大学

国際教養大学

大阪公立大学

愛知県⽴⼤学

名古屋市立大学

私⽴大学

関東

慶應義塾大学

早稲田大学

上智大学

東京理科大学

明治大学

青山学院大学

中央大学

立教大学

法政大学

学習院大学

麗澤大学

西日本

関西大学

関西学院大学

同志社大学

立命館大学

川崎医科⼤学(医・医)

福岡⼤学(医・医)

東海

南山大学

愛知大学

愛知学院大学

名城大学

中京大学

愛知医科大学(医・医)

藤田医科大学(医・医)

過去5年間の合格実績はこちら

PILLARS OF EDUCATION 教育の柱 その2

探究・キャリア教育 「予測不可能を楽しむ」感性を磨き、興味を深める手法を、実践を通じて学びます。

探究・キャリア教育の動画紹介

麗澤瑞浪の4つの教育の柱の一つが「探究・キャリア教育」です。現代は感染症の蔓延、戦争等「予測不可能な時代」とも言われます。本校ではどんな未来が来ても生き続ける「予測不可能を楽しむ」感性を磨き、興味を深める手法を「Discovery Saturday」等の様々なプログラムを通じ実践的に学びます。

NEWS / TOPICS 麗澤瑞浪ならではの教育のニュース・トピックス

探究・キャリア教育の一覧を見る

  • 学びの楽しさを探究

    教員の専門性や経験を活かした希望制の探究活動 Discovery Saturday

    社会のフロントランナーを講師に迎えた探究活動、卒業生による社会人講話

  • 自分の未来を切り開く

    探究活動奨励金を活用したプロジェクト活動

    地域行政や地元企業とのコラボ活動

  • 学びの楽しさを探究

    生徒・教員が共に探究する活動がDiscovery Saturdayです。
    モデルロケットを作成し、性能を上げ全国⼤会に挑戦する講座や、本校の自然を活かした野菜栽培を⾏う講座、キャンプ講座など、普段の授業では学べない分野についての探究が可能です。
    また、社会で活躍される卒業生や社会の第⼀線で活躍される方々から話を聞く機会もあり、自身の進路を考えるきっかけも多数用意されています。

    昨年度は6⼈がモデルロケット全国⼤会に出場しました。 滞空距離を競い合う個⼈部門で6位入賞を果たしました。

  • 自分の未来を切り開く

    地元⼩里川ダムから「“細寒天”を全国にPRできて、SNSで話題になるような楽しい商品を考えてほしい」という依頼に応え、恵那市特産品「細寒天」の商品開発をしました。メンバーは中学、⾼校⽣計17名。基本的な寒天の知識から商品の作り⽅、企画書の作成や地元関係者を招いたプレゼンなど、多岐にわたる経験を得ながら試作を進め、新商品を⽣み出すために奮闘しました。

    中学1年⽣提案の「~ちょっと欲張りな~ ⼩里川水車ゼリー」他、メンバー全員で計3商品を商品化。 ⼭岡駅などで限定販売されました。

REVIEW 生徒・教員の声

  • 自分たちの手で壁を越えていく。
    その喜びを実感できた探究活動

    ブルーベリー Project チーム「REMIN」

    文美恵子さん・今井佳永さん・藤田千鶴さん・呉羽紘奈さん・大島麗未さん

    活動のきっかけは、学校の敷地内にあったブルーベリー畑が無くなると聞き、もったいないと感じたことでした。しかし、メンバー全員が農作業の経験はなく、先生や地元の方々に助けてもらいながら、手探りでのスタートとなりました。もっとも大変だったのは収穫期で、朝5時頃から手摘みをし、選果まで行いました。そのうちに、試作品の制作や市場に出回っている商品の研究を始めました。現在では、プロジェクトに共感して下さった地域のパン屋さんやパウンドケーキのお店で、私達ブルーベリーを活用いただいています。これらを通じて、栽培・企画・開発・販売と、普通の学校生活では学べない経験ができました。自ら考え決断して実行することは大変ですが、自分達の手で壁を越えていく面白さを知りました。

  • 自分の好きを発見できるよう、
    試行錯誤する背中を支えたい

    教諭 谷渕 貴啓

    探究学習担当

    「Discovery Saturday」のモデルロケット講座は、ライセンスを取得した教員指導の元で、火薬を使用した本格的なロケット製作を学べる、誰でも参加可能なプログラムです。画用紙など身近な素材を使用し、オリジナルロケットを製作し、実際に飛ばす経験ができます。製作過程で想定外の問題に遭遇することもありますが、高度・滞空時間を長くするための試行錯誤を繰り返すことが、思考力や協調性を育む機会へと繋がります。毎年JAXAで行われる全国大会にも出場しており、2022年は最高峰の賞を獲得しました。本プログラムで得た知識や経験を大学進学に活かす生徒や、興味関心のある事柄をとことん突き詰めて深めていく生徒の様子を見届けていると、進路や将来像を固めていくことにも最適なプログラムだと感じています。

COLUMN 問いを探究する型を身につける、

体験・探究型総合学習「RISE」

「RISE」プログラムの事例

  • 瑞浪市まちづくりプロジェクト探究学習会

    「瑞浪市まちづくりプロジェクト探究学習会」

    中学生が瑞浪市の現状や課題について学び、グループで調査・発表を行います。地域創生をテーマに「SDGs de 地方創生」というゲームを使い、体感的に学びます。

  • 日本文化体験

    「日本文化体験」

    「琴・茶道・書道・華道・陶芸」の5 つのコースから選び、五感を使って学ぶ「日本の伝統文化」体験です。やってみることで分かること、様々な体験を大切にします。さらに、振り返りを行い、麗明祭で発表します。

PILLARS OF EDUCATION 教育の柱 その3

英語・国際教育

英語・国際教育
の動画紹介

麗澤瑞浪の4つの教育の柱の一つが「英語・国際教育」です。 麗澤瑞浪中高では、世界で活躍するために「国際的日本人」を育てます。麗澤瑞浪の「英語・国際教育」では英語力だけでなく、国際的な日本人としての素養も同時に身に着けます。

NEWS / TOPICS 英語・国際教育のニュース・トピックス

英語・国際教育の一覧を見る

  • 国際的日本人を育む

    社会の授業や課外学習を通じて歴史・⽂化理解を深め、⽇本⼈としての誇りを醸成する

    伊勢参拝や皇居勤労奉仕などを実施。事前学習では歴史的意義や伝統を学ぶ

  • 本当に使える英語

    高1では、オンライン英会話と「5 Round System」を導入し、英語運用能力(4技能)を習得

    グローバル教員と日本人の2名による実践的授業で
    英語を習得

  • 国際的日本人を育む

    日本と日本人の素晴らしさが海外で称賛される一方で、「日本ってどのような国か説明してほしい」というシンプルな質問に、その在り方や価値を自分の言葉で的確に答えられる日本人は決して多くありません。本校では、英語を話すことの前提として、日本と日本の礎について、正しく理解することから始め、真の国際感覚を育みます。

    皇居勤労奉仕は、本校の建学の精神に則り、日本国民統合の 象徴である皇室とその歴史に触れ、 感謝と報恩、奉仕の実施を目的としています。

  • 本当に使える英語

    英語の授業では、従来型のように音、意味、文法などを一度にインプットするのではなく、段階的に4技能の定着を図っています。全ての英語の授業がグローバル教員と日本人教員の2人体制で行われ、オンライン英会話も必修です。このような”体感的”な英語学習により、最終的には英語を自在に操って様々な手段で自己表現ができるようになることを⽬標としています。

    グローバル教員と日本人教員の2名体制による ラウンドシステムを採用し、4技能の定着を図っています。

  • 日常に英語があふれる

    掃除の時間、ホームルームの時間、そして道徳の時間。本校ではグローバル教員が各学年の副担任として、普段の生活から生徒と関わっています。さらに、国際交流室(通称RIO)では、外国人留学生と交流でき、異文化を体験することができます。挨拶はもちろん、何気ない日常に英語があふれています。

REVIEW 生徒・教員の声

  • 多様な価値観に触れながら、
    将来の夢へと一歩ずつ近づく

    新井 潤さん

    高校3年生
    千代田区立麹町中学校(東京都)出身

    私は将来、国際看護師として「国境なき医師団」に所属し、世界中で働くことを目標としています。そこで、交換留学の制度を活用し、高校1年生の時に3カ月間オーストラリアへ留学しました。ネイティブが話す本物の英語に触れながら、多国籍国家と呼ばれる環境の中で、様々な価値観と触れ合ってみたいと考えたからです。実際に留学先においては、日本人や日本人である自分について考える機会を得ました。特に驚いたのは、授業内での生徒の姿勢です。積極的に授業に参加する姿勢はとても刺激になりました。この体験から、英語力のみならず、様々な考え方や文化・生活を受け入れる視点を身につけることが、自分の夢に一歩近づくために必要だったと感じています。

  • 高い視座と幅広い視点をもつ、
    「国際的日本人」を育みたい

    教諭 ピーター・リチャードソン

    英語担当(グローバル教員)

    本校は「国際的日本人」つまり、良き日本の文化を身につけ、広い視野を持った人を育成します。様々な価値観を知ることはもちろんのこと、日本を深く知り、そして世界を知る中で、改めて日本人である自分たちのことを自分の言葉で理解していくことを繰り返し促していきます。そのためにグローバル教員による英語の授業、交換留学プログラムに力を入れています。留学以外にも、外国人留学生との交流会や国際イベントなどを定期的に行っています。毎年、オーストラリア、シンガポール、台湾、インドネシア等の外国人留学生が複数名クラスに溶け込み、一緒に学び、遊び、刺激し合います。異文化交流や意見交換から、世界を体験的に知り、自立的に学ぶことが自然に身につくのです。

   

COLUMN 可能性をさらに引き出す「交換留学制度」 「交換留学制度」とは、本校と交換留学協定を結んでいる海外の提携校との間で、相互に希望留学生を交換させる制度です。 「子供が留学する」だけではなく、「外国から来ている留学生をお世話する」 ことになります。

[ 交換留学スケジュール ]

  • 5
    初旬

    海外留学の意思確認

  • 5
    中旬

    海外留学の本申込み

  • 5
    下旬

    留学者の英語口頭試験

  • 6
    初旬

    留学者決定

    後日、正式な書類として「留学願」をご提出いただきます

  • 5
    下旬

    留学前打ち合わせ

    前期保護者学級

  • 10
    下旬

    留学最終確認

    後期保護者学級

  • 夏休み中
    または11月中

    査証(ビザ)取得

  • 1月下旬
    または2月初旬

    留学出発

[ 交換留学のメリット ]

長い間留学生と交流が出来る!
留学生の家族との関係も深まる!

例)交換留学枠が3か月の場合でも…

麗澤で外国人をお世話する期間 3ヶ月
姉妹校へ留学する期間 3ヶ月
国際交流期間 6ヶ月

[ 交換留学の様子 ]

自分自身の可能性を最大限に伸ばすポイントは、コンフォートゾーン(快適な領域)を飛び出すことにあります。留学はコンフォートゾーンを飛び出し、未知なる自分と出会う大きなチャンスです。中でも高校生のうちに留学に行く最大の価値は、留学で得た経験、人生観の変化をそのまま大学選びや学部選びなど、自分の進路選択に直結させられる、ということに尽きます。 本校では交換留学制度があり、中長期の留学後に復学し、3年間で高校を卒業できる制度があります。渡航費・生活費以外の費用は原則としてかかりません。 ※諸条件があります。

[ 交換留学した生徒の声 ]

羽柴安里紗さん

高校3年生

留学を通し成長出来ました!

約3ヶ月間、オーストラリアに留学しました。最初は心が折れそうでしたが、たくさんの人と話して次第に仲良くなれました。今でもホストファミリーと交流が続いています。人前で話すのが苦手だった私も留学を通し成長出来ました!

羽柴安里紗さん

のお母様

麗澤瑞浪高等学校に感謝しています。

期待と大きな緊張で始まったホストファミリーですが、想像以上の学びを体験をすることができ、娘と交換留学制度がある麗澤瑞浪高等学校に感謝しています。食事のことが気がかりでしたが、出した料理をほぼ食べてくれたのは嬉しかったです。

PILLARS OF EDUCATION 教育の柱 その4

道徳教育

道徳教育の動画紹介

麗澤瑞浪の4つの教育の柱の一つが「道徳教育」です。本校の基本理念は「知徳一体」。心を磨くことを土台にし、その上に現代の技術や知識を学び、国や社会に貢献できる志の高い生徒たちを育てることが本校の目標です。

NEWS / TOPICS 道徳教育のニュース・トピックス

  • 道徳教育

    【活動報告】学校清掃作業

    2024年0926

  • 道徳教育

    【開催報告】保護者会主催「麗澤親塾」

    2024年0920

  • 道徳教育

    【開催報告】高校男子寮 避難訓練

    2024年0920

  • 道徳教育

    【道徳教育】ニューモラル輪読会(毎月開催)

    2024年0912

道徳教育の一覧を見る

  • 道徳教育の一覧を見る

    心磨きの土台の上に現代の技術や知識を学び、志の高い生徒を授業 や日常の中で育成

    先駆者たちの生き方や行いからヒントを得て、生徒同士の価値観を共有する授業を展開

  • 学びと実践のサイクル

    心づかいの標準を学び、クラスや部活動、寮生活などの日常生活の中で実践

    奉仕の心や思いやりの心、感謝の心を育むことを目的とし、地域行事やボランティアに参加

  • 道徳授業の実施

    中学1年生では、挨拶の意味を考えたり、友だちの美点の見つけ方を学んだりすることで、全国から集まった新しい仲間たちの中での関わり方を学びます。また、高校1年生では「夢の実現」をテーマに、NBAの八村塁選手などのエピソード映像教材を鑑賞しながら、「自分ならどう考えるか」「何を感じたか」などをまとめて自分と向き合います。他にも教員自身が心に残った話や体験談を話す授業もあり、週1回の道徳の授業を楽しみにしている生徒も多いです。

    創立者・廣池千九郎は、講義に加え、食事や掃除など 日常生活のあらゆる場面に際して、道徳的な考え方や行動の あり方を説き示しました。

  • 学びと実践のサイクル

    本校では、朝のホームルームや寮の夕礼などで、心づかいの指針(格言)をまとめた「心のカレンダー」を朗読し、日常生活での人間関係を円滑にするためのヒントを学んでいます。また、高校では道徳のオリジナル教科書を使用し、自校史(建学の理念)を系統的に学びます。本校が大切にする道徳の内容や、心づかいの指針をわかりやすく学ぶ一方で、学校生活や寮生活の中で実践することも重視しています。

    「途中困難最後必勝」「徳を尊ぶこと学・知・金・権より大なり」など 31個の格言を掲載し、生徒だけでなく教員も共に学んでいます。

REVIEW 生徒・教員の声

  • 友⼈や家族が成⻑を促してくれる。
    感謝の気持ちをもって⽇々を頑張りたい

    ⻑南 ⼼晴さん

    高校3年生
    江東区⽴深川第八中学校(東京都)出⾝

    私は、⾼校から寮⽣活をしています。寮仲間のおかげで⼀度もホームシックになったことは無かったのですが、最上級⽣たちが卒業を機に退寮し、⾃分が副寮⻑として寮を引っ張っていく⽴場になった時、急に不安に押しつぶされそうになり逃げ出したくなりました。先輩⽅に支えられてきたことを実感した瞬間でした。そんな時、道徳の授業の中で学んだ「⾃ら運命の責めを負うて感謝す」という格⾔が、⾃分の⼼の拠り所となりました。⾃分の運命を受け止め、⾃分が成⻑できる⼤切な機会に感謝する気持ちが⽣まれたことで、⾃ずと友達や家族への感謝も⽣まれていきました。これからも、共に⽣活する全員にとって居⼼地の良い寮を⽬指し、どんなことにもくじけずに奮闘していきたいと思います。

  • 多様な個性と価値観を知り、
    他者の⽴場で考えるということ

    照下 真女さん

    2010年卒業生│東京⼤学⼤学院卒
    JICA等を経てNEWPEACE

    マザーテレサの伝記に強く⼼を打たれ、世界中で誰か困っている⼈の役に⽴てる⼈になりたいと「外の世界」に⽬を向けていた私を、両親は中学校から⼩豆島の外の学 校に送り出してくれました。テロや戦争など、刻⼀刻と変わる世界情勢を⽬の前にし、「⽣命の危険に晒されることない平和な世界にするために、できることは何か」を⾃問した麗澤瑞浪での学⽣時代。全国から集まった仲間と寝⾷を共にする⽣活は、多様な価値観を受け入れ、時にぶつかりながらも、尊重し合うことの⼤切さを学びました。そして今、社会課題と向き合う仕事をする上で、社会に起きている課題を多角的視点で捉えながら、相⼿の⽴場に⽴って理解る、という麗澤で学んだことを⼤事に、より良い世界を作るための⼀歩を積み重ねています。

COLUMN 日々の生活の中にある、「ありがたさ」に気づけるように

高橋周作 教頭

「“ありがとう”の反対は何でしょう? 」。道徳の授業で先生からこんな質問がありました。生徒たちが首をかしげる中、「正解は、“当たり前”です」との答えが返ってきました。 私たちの日々の生活は決して当たり前のことではなく、多くの先人・先輩や様々な恩恵によって築かれ、維持されています。まさに「有ることが難しい」ものと言えます。 例えば本校では、約半数の生徒が寮生活を送っています。共同生活の中で、掃除・洗濯など身の回りのことは自分で行うので、入学して多くの寮生が親のありがたみを実感します。 家にいると、ご飯が出てきて当たり前、洗濯や掃除もしてくれる。それが当たり前ではなかったことに気づき、自然と感謝の心が湧いてくるのです。寮生活に留まらず日頃の学校生活等においても、そうした恩の存在を知り、恩を感じることができれば、その恩に報い、自分のできるころから少しでも世の中を良くしていきたいというプラスの気持ちがわいてくる。この「恩」の存在を学ぶことが麗澤教育の根幹です。