麗澤瑞浪の英語教育の特徴と魅力について、浜村先生とピーター先生にインタビューをしました。グローバル教員と日本人教員のティームティーチングや、オンライン英会話、中学から導入される「5ラウンドシステム」等、英語を実践的に、そして丁寧に学ぶ環境が整っています。英語が得意な生徒も苦手な生徒も、自信を持って英語を話せるようになる麗澤瑞浪の教育方法を詳しく紹介します。
浜村先生:麗澤瑞浪の英語教育には、色々と魅力があるのですが、その一つが教科書を5周する「5ラウンドシステム」です。まず、教科書の本文を英語で聞いて、その内容が描かれた複数の絵をストーリー順に並べ替えます。次に、再度本文を聞いて、バラバラに並べられた本文をストーリー順に並べ替えます。なんとなく内容が分かったところで、本文を日本語で丁寧に確認し、音読、そしてライティングでまとめていきます。最初に、教科書の本文を耳で聞いて内容を掴むので、生徒の「耳で理解する力」が飛躍的に伸びるのが、本校の英語教育の特徴の1つです。さらに、日本人の教員が文法と和訳を丁寧に説明し、なんとなく分かっている状態から、よく理解できるところまで導くことで、英語の基礎力をつけるというのも、麗澤瑞浪だからこそできる英語教育だと思います。
ピーター先生:もう一つはグローバル教員とのティームティーチングですね。GT(Global Teacher)とJTE(Japanese teachers of English)が協力しながら教育指導をしていきます。これは本当に良いペアだと思います。
浜村先生:中学生は毎回、高校生も1年生は週3回、GTの先生が授業に来てくださるので、生徒たちは外国人と話すことに抵抗がなくなります。また、中学1年生~高校1年生まではオンライン英会話を取り入れており、生徒は一対一で英会話を習っています。そのこともまた、生徒のスピーキングに対するハードルを下げていると思います。
ピーター先生:そんな環境にいる麗澤瑞浪の生徒たちは「耳が強い」と感じます。リスニング力がすごい。英語が好きではない子でも、私が英語で話しかけると、笑顔でどんどん話してくれます。日本語で返してくるときもありますが、答えはあっています。つまりリスニングができるので、英語の質問の内容を理解しているんですね。
浜村先生:英語が得意な子が外国人と英語で話せる、というのはよくありますが、麗澤瑞浪はそうではありません。英語が苦手で嫌いだと思っていた生徒も、3年間でGTと話せるようになっているんですよ。私たちの目標は、「英語が得意な人を伸ばす」ということだけではなく、「全員が英検3級を取得する」というように、全ての生徒が英語の基礎力を身につけることです。英語が得意な生徒も苦手な生徒も共に成長できる環境を提供しています。
ピーター先生:麗澤瑞浪は、外国人教員との交流の機会が豊富にあることもメリット。他の学校では1人か2人の外国人教員しかいないことが多く、生徒が外国人と話す機会が限られています。しかし、麗澤瑞浪では職員室に行くと多くのGTがいて、校内でも頻繁に見かけます。また、GTの先生が副担任なので、クラスでもよく会います。毎日GTと話すチャンスがあるので、生徒たちは英語を使うことに自信を持つようになるんです。さらに、スピーチコンテストや交換留学、オーストラリアの姉妹校からの学校訪問等、実践的なコミュニケーションの機会が豊富にあります。教科書だけでなく実際に英語を使う機会が多いことが、麗澤瑞浪の英語教育の大きな魅力ですし、この環境が生徒たちの自信に繋がります。英語が得意な生徒たちも苦手な生徒たちも、積極的に話し自分の力を試す機会を楽しんでいます。
浜村先生:私は幼い頃からなぜか英語に興味を持っていました。幼稚園のころには、『101匹わんちゃん』のビデオを見て、英語がわかるようになりたいと思っていたんです。そう思いつつも、特別な英語教育を受けることもなく、高校から麗澤瑞浪に入学しました。それから、カナダへ一週間ホームステイをしたり、大学時代にはカリフォルニアの大学に9ヶ月留学する等、英語を学校以外で学び始めました。そこで初めて、本校の教育の奥深さに気付いたんです。麗澤瑞浪の寮では、出身地や考え方も違う人たちと24時間共に過ごします。その環境下で培ったコミュニケーション能力や生きる力は、様々な人種が共存するアメリカで生き抜くのに大いに役立ちました。そんな寮教育を支えたいと思い、いまここで働いています。生徒たちが将来英語を必要とするかどうか、今は分かりません。本人が国際的に活躍することを望んでいなくても、大学や仕事で、英語のプレゼンテーションを求められることも大いにあり得る時代です。その時に彼らが困らないように、英語の基礎力をしっかりと築いてあげることが、教員としての役目だと思っています。生徒たちが自分の夢を見つけ、それを実現するための土台を作ることが、私たちの目指す英語教育です。
ピーター先生:私はアイルランド出身で、イギリスで働いていた時に日本人の妻と出会ったことがきっかけで日本に移住しました。イギリスの運送会社でチームリーダーを務めていた時、新人研修で教える楽しさに目覚めました。その後、日本に移住したことをきっかけに、日本で教師になることを決意したんです。私が特に力を入れているのは、生徒たちに実際の生活で使える英語を教えることです。生徒が自分なりの意見を持てるように、生徒の日常生活に関連するニュースやトピックを用いるようにしています。
浜村先生: AIの発展により、簡単な英会話は翻訳機器で済むようになりました。一方で、自分で英語を駆使してビジネスをされている方も多くいらっしゃいます。今後も、その二極化は進んでいくでしょう。生徒が今後の人生で、翻訳機があればやっていけるのか、それとも自分で英語を使いこなして仕事していくのか、今の段階では分かりません。大切なのは、生徒がどのような未来を選ぼうともやっていけるように、その土台となる基礎力をしっかりと築くことです。生徒たちが大人になっても困らずに英語を使うことができるよう、今その土台作りをしています。
ピーター先生:英語教育のもう一つの重要なことは異文化理解じゃないでしょうか。例えば、Googleサーチで他国の文化や習慣を簡単に調べることはできますが、それは非常に限定的な情報です。異文化の考え方を深く理解することで、日本の良さや課題も見えてきます。AIが瞬時に翻訳できたとしても、そこにある文化的な背景までは、伝えられません。本当の意味でのコミュニケーションを成立させるには、自分で英語を使って話すことが大切です。
ピーター先生: “I want everyone who comes to Reitaku to enjoy speaking and learning English. I also want everyone who comes here to tell me about Japan and share your ideas about Japan. I can learn more about Japan, and you can learn more about English.”
「麗澤に来るみなさんには、英語を話すことや学ぶことを楽しんでほしいです。また、日本についてのあなたの考えを、私に教えてください。そうすることで、私は日本についてもっと学べますし、みなさんは英語についてもっと学ぶことができます。」
浜村先生:英語が得意な人も苦手な人も、麗澤瑞浪なら自分に合った学び方が見つかります。英語が得意な人、留学したい人や外国人と話してみたい人には、麗澤瑞浪は充実した環境が整っていますので、ぜひ来てほしいですね。そして、英語が苦手な人や抵抗を感じている人こそ、ここに来れば英語が分かる感覚をつかめるようになり、楽しめると思います。どんな人でも、英語が楽しいと思える場所です。ぜひ麗澤瑞浪に来て英語を楽しんでくださいね。
麗澤瑞浪の英語教育は、5ラウンドシステムや、オンライン英会話、グローバル教員と日本人教員のティームティーチングなど、どの生徒も実践的な英語力を身につけ、異文化理解を深めることができる環境を提供しています。
私たち教師陣は、生徒一人一人の成長を見守り、彼らが自信を持って英語を使いこなせるように日々サポートしています。英語に興味がある生徒も、英語が苦手な生徒も、麗澤瑞浪でならきっと自分に合った学び方が見つかるでしょう。
ぜひ、麗澤瑞浪で一緒に英語を学びましょう!