多様な学びと体験の中で
新たな自分と出会う3年間
目指す生徒像・教育の柱
新たな⾃分との出会い
これからのさらなる予測不能な時代に備え、確固たる芯を持ちつつ、「新たな⾃分との出会い」を積極的に求めていく姿勢を⾝につけることを⽬指します。本校では、確かな学⼒と道徳教育を主軸にし、国際社会の⼀員としての⾃覚と⾃分⾃⾝の⽣き⽅(キャリア)を求め続ける探究⼼を育みます。
特色ある教育プログラム
希望進路に合わせたクラス選択制の中で、各教育の柱を推進します。
確かな学力
の動画紹介
麗澤瑞浪の4つの教育の柱「確かな学力」 麗澤瑞浪は教員と生徒の距離が近いことが特徴です。「学習実行録」「進学講座」「学習強化合宿」などの様々な取り組みで生徒に寄り添い、着実に”確かな学力”を生徒に身に着けさせています。
通常授業+進学講座
⼤学進学対策が校内で完結(進路指導教員による指導)
長期休暇中に充実した進学講座等を実施(過去問の個別指導、
個別小論文指導なども実施)
自ら学びに向かえる環境
入試までの学習計画と実⾏記録を元に個別指導を⾏い、⽣徒の希望に応じた進路実現を支援
自学自習の習慣を身に着ける環境(AI教材を活用し、効率的な学習支援)の充実
通常授業+進学講座
長期休暇中には希望者(高校選抜クラスは全員)に対し進学講座を実施。応用問題をはじめ、英語では中学生も含めた英検講座で、学年を越えて学ぶ刺激が得られます。
その効果もあり、2級や準1級に挑戦する生徒が増加し、大学入試でも英語資格を用いて進学する割合が上昇傾向にあります。また、8月には選抜クラス生対象の「学習強化合宿」で、勉強を通して向き合う時間も設定しています。
夏期休暇中の英検講座の様子。 本格的な英語4技能をグローバル教員からも教わります。
自ら学びに向かえる環境
学習支援の一環として長年、「学習実行録」を通した指導を続けています。テスト直前だけの詰め込み学習など、計画性がなく効率が悪い勉強を防ぐため、担任から毎日の記録へアドバイスをもらい、クラスの友達がどのような質・量の勉強をしているかを知ることで自分なりの学びの進め方を身につけます。自学自習の習慣と学習実行録を通じて自己を知ることで、受験にも対応できる力を育みます。
1週間分の学習実行録。計画と実行、 学習時間を細かく記録し、担任とやり取りしながら 自分の課題克服に向け日々努⼒を重ねます。
進学講座で応⽤力を重ねながら、
部活動にも力を入れたい
牧野 亜結さん
高校3年生
瑞浪市立瑞浪北中学校(岐阜県)出身
「進学講座」では、主に問題演習や通常の授業では扱わなかった内容の授業が行われます。そのため、すでに習った範囲をより深く復習できたり、応用問題に向き合う力を身につけられたりと、着実に自分の理解の範囲を広げていくことができています。また、何気なく話される先生のお話の中には、今後入試等に向けての実践的な問題を解いていくにあたり、有益なヒントがたくさんあり、黒板に書かれていない部分もメモを取るよう心がけています。この「進学講座」をはじめ、麗澤瑞浪の良さは、⾃己実現と時間管理を促す環境が整っている点にあると感じています。中学時代から続けてきた吹奏楽にも時間を割きつつ、自分が目指す進路に向けて、学業にもさらに力を注いでいきたいと思います。
麗澤瑞浪の生徒が伸びる秘訣は、
学習計画と勉強方法の確立
教諭 澤野 彰規
数学担当
中学から高校2年生までは、受験での主要3教科となる英数国の基礎学⼒定着を⽬指して、様々な取り組みを行っています。その中の1つ「学習実⾏録」では、授業外でも⾃発的に勉強ができるよう1人ひとりに指導・アドバイスを⾏っています。
個別のフィードバックに加え、過去の先輩たちの事例なども紹介することで、⽣徒たちは自分に合う学習計画・勉強方法を確立させ、受験勉強のための下準備を⾃然と⾏うことができます。この土台の上に、高校2年生の3学期から始まる放課後・長期休暇での「進学講座(大学入試の問題を研究している教員が⾏う講座)」受講や、英数国+小論⽂は個別指導の教員が⽣徒⼀⼈ずつ担当することで、希望進路に向けた学力を、確実に積み上げることができます。
⼀⼈ひとりが希望する進路実現に向けて、3年間徹底的にサポートします。
国公⽴大学
東京⼤学
京都⼤学
⼤阪⼤学
名古屋⼤学
九州⼤学
東京外国語大学
神戸大学
⾦沢⼤学
広島大学
横浜国立大学
名古屋工業大学
岐阜大学
愛知教育大学
他
国際教養大学
大阪公立大学
愛知県⽴⼤学
名古屋市立大学
他
私⽴大学
慶應義塾大学
早稲田大学
上智大学
東京理科大学
明治大学
青山学院大学
中央大学
立教大学
法政大学
学習院大学
麗澤大学
他
関西大学
関西学院大学
同志社大学
立命館大学
川崎医科⼤学(医・医)
福岡⼤学(医・医)
他
南山大学
愛知大学
愛知学院大学
名城大学
中京大学
愛知医科大学(医・医)
藤田医科大学(医・医)
他
探究・キャリア教育の動画紹介
麗澤瑞浪の4つの教育の柱の一つが「探究・キャリア教育」です。現代は絶え間なく変化する「予測不可能な時代」です。本校ではどんな未来が来ても生き続ける「予測不可能を楽しむ」感性を磨き、興味を深める手法を「Discovery Saturday」等の様々なプログラムを通じ実践的に学びます。
学びの楽しさを探究
教員の専門性や経験を活かした希望制の探究活動
Discovery Saturday
社会のフロントランナーを講師に迎えた探究活動、卒業生による社会人講話
自分の未来を切り開く
探究活動奨励金を活用したプロジェクト活動
地域行政や地元企業とのコラボ活動
学びの楽しさを探究
生徒・教員が共に探究する活動がDiscovery Saturdayです。
モデルロケットを作成し、性能を上げ全国⼤会に挑戦する講座や、本校の自然を活かした野菜栽培を⾏う講座、キャンプ講座など、普段の授業では学べない分野についての探究が可能です。
また、社会で活躍される卒業生や社会の第⼀線で活躍される方々から話を聞く機会もあり、自身の進路を考えるきっかけも多数用意されています。
昨年度は6⼈がモデルロケット全国⼤会に出場しました。 滞空距離を競い合う個⼈部門で6位入賞を果たしました。
自分の未来を切り開く
自ら探究したい、研究したい生徒を支援するプログラムがあります。⼀例として、高校1年生5名のチームは、駐車場になる予定だった本校敷地内のブルーベリー畑を存続させ、そこで収穫したブルーベリーを地元活性のためと考え、行動を起こしました。学校から探究活動奨励金が与えられ(審査あり)、地元ベーカリーと協力して商品を開発・販売するまでに至りました。
収穫したブルーベリーを使って商品開発や販売をし、 情報を発信することを通して、SDGs「つくる責任、つかう責任」の 実践に取り組みました。
チームで一歩を踏み出す経験が、
自分を日々成⻑させてくれる
杉山 柊さん
高校3年生
多治見市立北栄小学校(岐阜県)出身
「Discovery Saturday」を通して、実際に飛ばすことのできるモデルロケット作りをしています。グループで協力しながら、素材選びや形状について試行錯誤をしながら1つずつ進めていきます。例えば、火薬エンジン近くの「エンジンマウント」の作成は難しく、様々な素材や構造を試しました。モデルロケット全国大会にも出場し、自分たちの機体がきれいに飛ぶ姿を見ることができた時に、強い達成感を覚えました。
教科の勉強のように正解はないため、時には意見が食い違い、難しく感じる時もあります。でも、仲間と一緒により良い結果に向けてアイデアを出し合い、トライ&エラーを繰り返すことで、みんなで1つの形にしていくという大切な経験ができました。
今後も協力してチームで挑戦していきたいと思います。
自分の好きを発見できるよう、
試行錯誤する背中を支えたい
教諭 谷渕 貴啓
探究学習担当
「Discovery Saturday」のモデルロケット講座は、ライセンスを取得した教員指導の元で、火薬を使用した本格的なロケット製作を学べる、誰でも参加可能なプログラムです。画用紙など身近な素材を使用し、オリジナルロケットを製作し、実際に飛ばす経験ができます。製作過程で想定外の問題に遭遇することもありますが、高度・滞空時間を長くするための試行錯誤を繰り返すことが、思考力や協調性を育む機会へと繋がります。毎年JAXAで行われる全国大会にも出場しており、2022年は最高峰の賞を獲得しました。本プログラムで得た知識や経験を大学進学に活かす生徒や、興味関心のある事柄をとことん突き詰めて深めていく生徒の様子を見届けていると、進路や将来像を固めていくことにも最適なプログラムだと感じています。
MIETAN
身の回りのリアルな社会課題に向き合う「自分の住んでいる町を生き生きさせるために、あなたができることは何ですか」「毎日の移動で不便を感じた ことはありませんか。どんなサービスがあればその不便は解決されますか」など、身の回りには様々な課題発見に至るための問いがあります。社会の最前線で活躍する若手フロントランナーの手ほどきを受けながら、グループで社会課題の解決に挑む探究型行事を年2-4回実施しています。
文化講演会
社会の第一線で活躍してい方をお招きして、自分の進路決定の参考とする機会です。
地域・行政との
コラボレーション
瑞浪市役所「ミライ創ろまい課」プロジェクトや地元企業とコラボ商品開発等、活動の裾野を広げています。
英語・国際教育の
動画紹介
麗澤瑞浪の4つの教育の柱の一つが「英語・国際教育」です。
麗澤瑞浪中高では、世界で活躍するために「国際的日本人」を育てます。麗澤瑞浪の「英語・国際教育」では英語力だけでなく、国際的な日本人としての素養も同時に身に着けます。
国際的日本人を育む
社会の授業や課外学習を通じて歴史・⽂化理解を深め、⽇本⼈としての誇りを醸成する
伊勢参拝や皇居勤労奉仕などを実施。事前学習では歴史的意義や伝統を学ぶ
本当に使える英語
高1では、オンライン英会話と「5 Round System」を導入し、英語運用能力(4技能)を習得
グローバル教員と日本人の2名による実践的授業で
英語を習得
国際的日本人を育む
日本と日本人の素晴らしさが海外で称賛される一方で、「日本ってどのような国か説明してほしい」というシンプルな質問に、その在り方や価値を自分の言葉で的確に答えられる日本人は決して多くありません。本校では、英語を話すことの前提として、日本と日本の礎について、正しく理解することから始め、真の国際感覚を育みます。
皇居勤労奉仕は、本校の建学の精神に則り、日本国民統合の 象徴である皇室とその歴史に触れ、 感謝と報恩、奉仕の実施を目的としています。
本当に使える英語
英語の授業では、従来型のように音、意味、文法などを一度にインプットするのではなく、段階的に4技能の定着を図っています。英語の授業がグローバル教員と日本人教員の2人体制で行われ、オンライン英会話も必修です。このような”体感的”な英語学習により、最終的には英語を自在に操って様々な手段で自己表現ができるようになることを⽬標としています。
グローバル教員と日本人教員の2名体制による ラウンドシステムを採用し、4技能の定着を図っています。
日常に英語があふれる
掃除の時間、ホームルームの時間、そして道徳の時間。本校ではグローバル教員が各学年の副担任として、普段の生活から生徒と関わっています。さらに、国際交流室(通称RIO)では、外国人留学生と交流でき、異文化を体験することができます。挨拶はもちろん、何気ない日常に英語があふれています。
麗澤瑞浪の学校生活は、
英語力向上の機会がたくさん
芹澤 菜穂さん
高校2年生 中津川市立東小学校(岐阜県)出身
普通の学校の場合、外国の方と触れ合える機会がどうしても限られます。一方でこの学校では、普段から海外の人と関わる機会が多く、英語に強く興味のある私にとってはとても嬉しい環境だと感じています。例えば、毎回授業にはグローバルの先生が来て授業をしてくれるだけでなく、様々な国から留学生も頻繁に来てくれるため、積極的に関わることで自分の英語力を向上させてきました。昨年は、留学生とのシンポジウムで司会を担当し、交流する中で活きた英語の語彙力や表現を学ぶことができました。結果として、英検上級を取得できたことも、日頃からの積み重ねの成果だと感じています。英語をもっと上達させることで、世界中の人々ともっと交流していきたいです。
高い視座と幅広い視点をもつ、
「国際的日本人」を育みたい
教諭 ピーター・リチャードソン
英語担当(グローバル教員)
本校は「国際的日本人」つまり、良き日本の文化を身につけ、広い視野を持った人を育成します。様々な価値観を知ることはもちろんのこと、日本を深く知り、そして世界を知る中で、改めて日本人である自分たちのことを自分の言葉で理解していくことを繰り返し促していきます。そのためにグローバル教員による英語の授業、交換留学プログラムに力を入れています。留学以外にも、外国人留学生との交流会や国際イベントなどを定期的に行っています。毎年、オーストラリア、シンガポール、台湾、インドネシア等の外国人留学生が複数名クラスに溶け込み、一緒に学び、遊び、刺激し合います。異文化交流や意見交換から、世界を体験的に知り、自立的に学ぶことが自然に身につくのです。
[ 交換留学スケジュール ]
5月
初旬
海外留学の意思確認
5月
中旬
海外留学の本申込み
5月
下旬
留学者の英語口頭試験
6月
初旬
留学者決定
後日、正式な書類として「留学願」をご提出いただきます
5月
下旬
留学前打ち合わせ
前期保護者学級
10月
下旬
留学最終確認
後期保護者学級
夏休み中
または 11月中
査証(ビザ)取得
1月下旬
または 2月初旬
留学出発
[ 交換留学のメリット ]
長い間留学生と交流が出来る!
留学生の家族との関係も深まる!
例)交換留学枠が3ヶ月の場合でも…
[ 交換留学の様子 ]
自分自身の可能性を最大限に伸ばすポイントは、コンフォートゾーン(快適な領域)を飛び出すことにあります。留学はコンフォートゾーンを飛び出し、未知なる自分と出会う大きなチャンスです。中でも高校生のうちに留学に行く最大の価値は、留学で得た経験、人生観の変化をそのまま大学選びや学部選びなど、自分の進路選択に直結させられる、ということに尽きます。 本校では交換留学制度があり、中長期の留学後に復学し、3年間で高校を卒業できる制度があります。渡航費・生活費以外の費用は原則としてかかりません。
※諸条件があります。
[ 交換留学した生徒の声 ]
羽柴安里紗さん
高校3年生
留学を通し成長出来ました!
約3ヶ月間、オーストラリアに留学しました。最初は心が折れそうでしたが、たくさんの人と話して次第に仲良くなれました。今でもホストファミリーと交流が続いています。人前で話すのが苦手だった私も留学を通し成長出来ました!
羽柴安里紗さん
のお母様
麗澤瑞浪高等学校に感謝しています。
期待と大きな緊張で始まったホストファミリーですが、想像以上の学びを体験をすることができ、娘と交換留学制度がある麗澤瑞浪高等学校に感謝しています。食事のことが気がかりでしたが、出した料理をほぼ食べてくれたのは嬉しかったです。
道徳教育の動画紹介
麗澤瑞浪の4つの教育の柱の一つが「道徳教育」です。本校の基本理念は「知徳一体」。心を磨くことを土台にし、その上に現代の技術や知識を学び、国や社会に貢献できる志の高い生徒たちを育てることが本校の目標です。
道徳教育の一覧を見る
心磨きの土台の上に現代の技術や知識を学び、志の高い生徒を授業 や日常の中で育成
先駆者たちの生き方や行いからヒントを得て、生徒同士の価値観を共有する授業を展開
学びと実践のサイクル
心づかいの標準を学び、クラスや部活動、寮生活などの日常生活の中で実践
奉仕の心や思いやりの心、感謝の心を育むことを目的とし、地域行事やボランティアに参加
道徳授業の実施
高校1年生の「テーマ:夢の実現」では、NBA八村塁選手などのエピソード映像教材を鑑賞しながら、「自分ならどう考えるか」「何を感じたか」などを書き、自分と向き合います。
また、「テーマ:救缶鳥 ※」では、食糧難の国へ届けるパンの缶詰に、受け取り手の気持ちを考えたメッセージを書きます。自分を振り返り、相手の立場を想像することを通じて、思いやりや感謝の気づきの機会を得ます。
創立者・廣池千九郎は、講義に加え、食事や掃除など 日常生活のあらゆる場面に際して、道徳的な考え方や行動の あり方を説き示しました。
※救缶鳥プロジェクト|賞味期限3年の「パンの缶詰」を、半年から1年間の賞味期限を残して回収し、国内外の災害被災地、飢餓や食糧難問題を抱える国と地域に届ける取り組み。発案者の阪神・淡路大震災の復興支援体験から商品開発に至りました。
学びと実践のサイクル
高校では道徳のオリジナル教科書を使用し、自校史(建学の理念)を系統的に学びます。本校が大切にする道徳の内容や、心づかいの指針をわかりやすく学ぶ一方で、学校や寮生活の中で実践することも重視しています。例えば、朝のホームルームや寮の夕礼では、心づかいの指針(格言)をまとめた『心のカレンダー』を朗読し、日常生活での人間関係を円滑にするためのヒントを学んでいます。
「途中困難最後必勝」「徳を尊ぶこと学・知・金・権より大なり」など 31個の格言を掲載し、生徒だけでなく教員も共に学んでいます。
責任の重みを実感した、
寮長として向き合う寮生活
三瓶 友莉さん
高校3年生
須賀川市立大東中学校(福島県)出身
私が寮生活を通して実感していることは、学年が上がるにつれて、自分の責任の範囲が増えていくことです。高校1年生では寮での自分の役割を全うし、2年生では新入生を指導し、3年生では寮全体を見守る役割を果たします。また、自分だけで生活しているのではなく、同級生の仲間と協力していくことや、上級生や下級生とも話し合いながら、寮を作っていく必要があります。今は寮長という立場をいただき、これまで以上に自分の言動に責任をもつ大切さに気づきました。寮生活の中だからこそ気づけたこの視点。今までの自分だったらこの大切さに気づけていなかったように思います。これまでの文化を守りながら、自分たちらしさも大切に、寮生がもっと過ごしやすくなるような寮にしていきたいと考えています。
長所を認め伸ばす教育が、
挑戦する心を育んでくれた
高尾 康太郎さん
2017年卒業生
研修医2 年
私は高校生の時に恩師に得意分野で勝負することを教えていただきました。私は理系科目以外の勉強が好きではなく、あまり成績も良くありませんでした。そんな私に当時の恩師は苦手をなくすのではなく長所をより伸ばすことで勝負することを教えてくださいました。その経験が今でも生きていて、自分の強みを生かした医師を目指しています。麗澤瑞浪高校の魅力の一つは「勉強を頑張る」「部活に熱心に取り組む」など様々な生徒がいて、一人ひとりが長所を伸ばしお互いに良いところを認め合うことができることだと思います。また寮生活を通して様々な人たちと交流することで刺激を受けられる点もよい点です。今後も麗澤で学んだことを生かして一人前の医師となれるように努力していきます。
高橋周作教頭
「“ありがとう”の反対は何でしょう? 」。道徳の授業で先生からこんな質問がありました。生徒たちが首をかしげる中、「正解は、“当たり前”です」との答えが返ってきました。
私たちの日々の生活は決して当たり前のことではなく、多くの先人・先輩や様々な恩恵によって築かれ、維持されています。まさに「有ることが難しい」ものと言えます。
例えば本校では、約半数の生徒が寮生活を送っています。共同生活の中で、掃除・洗濯など身の回りのことは自分で行うので、入学して多くの寮生が親のありがたみを実感します。
家にいると、ご飯が出てきて当たり前、洗濯や掃除もしてくれる。それが当たり前ではなかったことに気づき、自然と感謝の心が湧いてくるのです。寮生活に留まらず日頃の学校生活等においても、そうした恩の存在を知り、恩を感じることができれば、その恩に報い、自分のできるころから少しでも世の中を良くしていきたいというプラスの気持ちがわいてくる。この「恩」の存在を学ぶことが麗澤教育の根幹です。