本校では毎年皇居勤労奉仕を行っており、昨年度から実施時期を8月から12月に替えています。
皇居勤労奉仕は、本校の建学の精神に則り、日本国民統合の象徴である御皇室とその歴史に触れ、
感謝と報恩、奉仕の実施を目的としています。
14回目となる今年度は、12月23日(月)~26日(木)に、希望した高校生34名と教職員6名の計40名が参加しました。
23日(月)に本校をバスで出発し、東京都八王子市の武蔵陵墓地(大正・昭和天皇とそれぞれの皇后の陵墓)に立ち寄り、
翌日から一緒に奉仕作業を行う麗澤高校のメンバーと一緒に参拝しました。
その後、靖国神社で全員集合して正式参拝、さらに明治天皇の事績を絵画で展示した聖徳記念絵画館を見学しました。
奉仕初日の24日(火)は、皇居吹上地区の見学と乾通りの清掃作業、そして天皇陛下のご会釈を賜りました。
前日、愛子内親王がインフルエンザに罹患されたため、天皇ご一家は上皇陛下お誕生日の挨拶を取りやめられたと報道されて心配していましたが、陛下はお出ましになりました。
参加者一同は陛下をお待ちしている間とても緊張していましたが、陛下が入室されると緊張がほぐれ、あたたかいお言葉をいただいて、心地よいひとときを過ごしました。
25日(水)は、新年一般参賀の準備が行なわれていた宮殿の周りを、最終日の26日(木)は、外国人観光客でにぎわう東御苑の見学と清掃作業を行いました。
連日好天の下、宮内庁の職員さんから詳しい説明をいただき、日本という国の歴史やそれをつないできた天皇と国民の絆を理解することができました。
また、全員で協力して大量の落ち葉を集め、どんどんきれいになっていく道路や庭園を見て、充実感と達成感を味わい、忘れられない冬休みの4日間を過ごしました。