【麗澤瑞浪中学・高等学校監修記事】
「探究学習って何?普通の勉強とどう違うの?」
そう思ったことはありませんか?
最近、多くの学校で「探究学習」という授業が増えています。
これは、教科書の知識を覚えるだけでなく、自分でテーマを決めて深く調べ、考え、発表する学び方です。
たとえば……
「地球温暖化を防ぐには?」 → 環境問題について調べて、自分たちができることを考える
「AIが進化した未来、人間の仕事はどうなる?」 → 未来社会の働き方についてリサーチ
「学校の制服って必要?自由な服装のメリットは?」 → ルールの意義を考え、自分の意見を発表
この学び方の良いところは、自分で選んだテーマだからこそ、楽しく学べること!
「勉強=暗記でつまらない…」と感じている人でも、興味のあることなら夢中になれるかもしれません。
この記事では、探究学習の目的や進め方、具体的なテーマの例をわかりやすく解説します。
「どんなテーマを選べばいいの?」「どうやって学習を進めるの?」と悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
探究学習とは、自分でテーマ(課題)を見つけ、調べ、考え、解決に向けて行動しながら学びを深めていく学習方法のことです。
学びの進め方は、以下の4つのステップに分かれています。
①:課題の設定
②:情報の収集
③:整理・分析
④:まとめ・表現
このように、自分で問いを立てて調べ、考え、他の人と協力しながら学習を進めていきます。
従来の「教科書の知識を覚える学び」とは違い、自分の興味や関心を出発点にして学びを深めていくのが特徴です。
だからこそ、主体性や思考力、表現力が育つといわれています。
近年では、探究学習は学校教育の中でも重視されており、小・中学校では「総合的な学習の時間」、高校では「総合的な探究の時間」として、全国の学校で導入が進んでいます。
では、探究学習はなぜ今、教育現場で重視されているのでしょうか?
その目的は「知識を覚えること」ではなく、「自分で問いを立てて、考え、行動する力」を育てることにあります。
将来、社会に出て活躍するために必要な「生きる力」を育む学び方なのです。
具体的なものとしては以下です。
・自分でテーマを決められるため、学ぶのが楽しくなる!
・学ぶ目的が明確なので学習意欲が上がる
・学習を通してコミュニケーション能力が強化される
1つずつ見ていきましょう。
探究学習のいちばんの魅力は、「自分でテーマを決められること」です。
たとえば、「宇宙のことを調べたい!」「地元の観光をもっと盛り上げたい!」など、自分の興味から学びがスタートするので、自然と「もっと知りたい!」という気持ちが生まれます。
決められた課題に取り組むよりも、学ぶことそのものが楽しくなり、学習へのモチベーションも高まりやすくなります。
「好き」が原動力になることで、主体的に学ぶ力が身につき、学びの質も深まっていくでしょう。
探究学習では、自分でテーマを決めることで「なぜこれを学ぶのか?」という目的が明確になります。
「地球温暖化を防ぎたい」「地域をもっとよくしたい」など、目的が自分の中にあるからこそ、やる気が自然とわいてきます。
ただ知識を覚えるだけでなく、「知ることが役に立つ」「学んだことを活かせる」と感じられるのもポイント。
こうした体験を通じて、勉強への前向きな気持ちや、自ら学ぼうとする姿勢が身につくのも大きなメリットと言えます。
探究学習では、プレゼンテーションやディスカッションの機会が増えます。
こうした経験を通して、表現力や相手にわかりやすく伝える力、相手の話をしっかり聞いて受け止める力が身についていきます。
さらに、発表の準備をしたり、自分の考えを言葉にしたりする中で、プレゼンテーション力やスピーチ力も自然と育っていきます。
「人前で話すのが苦手…」という人も、少しずつ練習していくうちに自信がついてくるはずです。
探究学習で身につけたコミュニケーション力は、学校生活だけでなく将来社会に出てからも、仕事の進め方や人間関係でも大きな力になりますよ。
探究学習は4つのステップに分けられます。
ステップ1:課題の設定
ステップ2:情報の収集
ステップ3:整理・分析
ステップ4:まとめ・表現
この4ステップをひとつのサイクルとして、テーマについて深く学んでいくのが探究学習のスタイルです。
「テーマを決めてから発表までどう進めたらいいの?」と迷っている人は、この流れを参考にすると進めやすくなります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
探究学習のスタートは「テーマを決めること」です。興味のあるテーマを選び、自分の疑問を深掘りしていきます。
まずは自分が「もっと知りたい!」「なんでだろう?」と思えることを選びましょう。
興味があるテーマなら、自然とやる気もわいてきて、授業以外の時間でも探究したくなります。
たとえば、部活動や趣味・特技、流行っていることなどを考えると、課題の設定がしやすくなるかもしれません。
「テーマを決めるのって難しそう……」と感じるかもしれませんが、最初は身近なものから探してみると取りかかりやすくなります。
大切なのは、自分の疑問を持ち、自分の言葉で問いを立てていくことです。
探究の第一歩として、じっくり時間をかけて「自分だけの問い」を見つけていきましょう。
テーマが決まったら、次は情報を集めるステップです。
まずは「こんな答えがあるかも?」と仮説を立てて、それを確かめるために情報を集めていきます。
本やインターネットはもちろん、先生・地域の人・専門家にインタビューをしてみるのもとても効果的です。
世の中にあふれる情報の中には、主観による誤った情報や不必要な情報もたくさんあるのが事実です。
「どれが本当に正しいのか?」を見極める力が必要になります。
・信頼できる本や記事なのか?
・発信者に偏った意見はないか?
・自分のテーマに本当に関係している情報か?
こうした点に気をつけながら、信ぴょう性の高い発信元からの正しい情報を選び、必要な情報を見分ける力、情報を取捨選択する重要性が学べます。
また、実際にインタビューをしたり現地を訪ねたりする「フィールドワーク」は、机の上の勉強だけでは得られないリアルな気づきにつながります。
社会の現場にふれて、新しい価値観に出会うことも、探究の醍醐味のひとつです。
集めた情報を使いやすくするために、まずはしっかり整理し、分析するステップです。
これは、自分の考えをより明確にする作業でもあります。
具体的には、グラフや表、図などを用いて、情報を再構築します。
ICTツールを活用し、映像や音声で整理することもできます。
・グラフや表、図を活用する
データや情報を視覚的にまとめることで、全体の流れが見えやすくなります。
・ICTツールを活用
パワーポイントやエクセル、オンラインのマインドマップなどを使って、映像や音声で情報を整理するのも効果的です。
・客観的な視点で推論する
希望的観測にとらわれず、正しい推論の方法を学び、情報の真偽や重要なポイントを見極めましょう。
整理・分析することで、「こんな結論が導けるのか?」という新しい発見があるかもしれません。
希望的観測ではなく客観的な答えを作る力の育成が1つの目的です。
自分の考えをまとめ、次のステップである「まとめ・表現」にスムーズにつなげるため、しっかりと取り組んでいきましょう!
いよいよ最後のステップは、「まとめて伝える」こと。
これまでの探究の成果を、自分の言葉でわかりやすく発表します。
方法はさまざまですが、ポスターやスライド、動画など、自分が得意な方法で表現することがポイントです。
発表やプレゼンテーションの方法を学び、コミュニケーション力を高めます。
発表では、「どうすれば相手に伝わるか?」を考える力や、聞き手の反応を見ながら話す力も身につきます。
また、発表後の意見交換で「対話的な学び」をおこなうことで新しい視点に気づき、学習が深まります。
もっと探究を深めたいという意欲につながるでしょう。
探究学習は「発表して終わり」ではなく、そこから次の学びが始まるのも魅力のひとつです。
探究学習を効果的に進めるためには、ちょっとしたコツを押さえておくことが大切です。
・興味のあるテーマを選ぶ
・情報収集を適切におこなう
・適切な分析方法を選ぶ
・発表後に意見交換をする
ここでは、探究学習がうまくいくための4つのポイントをご紹介します。
自分の「気になる」「もっと知りたい」と思えることをテーマにするのが成功の第一歩。
テーマを広げすぎず、具体的に設定することで探究が深まりやすくなります。
ネットや本、インタビューなど、さまざまな方法で情報を集めましょう。
特にネット情報は信ぴょう性のあるサイトかどうかを見極めることも大切な力の一つです。
データを表やグラフにまとめたり、関係性を図にしてみたりと、自分なりに整理・分析してみましょう。
このステップは少し難しいので、必要に応じて先生や大人にアドバイスをもらうのも◎。
発表がゴールではなく、他の人の意見を聞いたり、質問を受けたりすることで、より深い気づきが得られます。
「こんな見方もあるんだ」と視野が広がり、次の探究にもつながります。
探究学習でとても大切なのが、「どんなテーマを選ぶか」という課題の設定です。
教科に関係があるかどうか、学ぶ意味があるかどうかを気にしすぎず、「自分が興味を持てるかどうか」を大切にしましょう。
たとえば部活動や趣味、日々の生活で感じる疑問、環境や社会、文化に関することなど、「好き」「気になる」「もっと知りたい」と思えるものがテーマのヒントになります。
最近では、SDGs(持続可能な開発目標)をテーマに探究するケースも増えています。
ここでは、中学生・高校生それぞれにおすすめのテーマ例をご紹介します。
中学生の探究学習では、「自分の興味」から出発するのがポイント。
教科書には載っていないことでも、「なぜ?」「どうなるんだろう?」と感じることを深掘りしていきましょう。
たとえば、こんなテーマがあります。
・宇宙の謎ってどこまで解明されているの?
・地球温暖化による私たちの生活への影響と、その対策
・スポーツの世界でAIはどう使われているの?
・高齢化社会における中学生の自分にできることは?
・日本の伝統文化を守るには?後継者不足の課題と解決策
調べて終わり、ではなく、「自分の考え」を持つことが探究学習のゴール。
日常の中にある「ちょっと気になること」から始めてみるのがおすすめです。
教科書に載っていない課題も扱い、調べ学習で終わることのないテーマを探りましょう。
高校生になると、より社会とのつながりを意識したテーマにもチャレンジできます。
自分の関心や得意分野から、行動に移せるテーマを選ぶと、実践的な学びにつながります。
たとえば、こんなテーマがあります。
・人工知能(AI)は人間を超える?未来社会のあり方を考える
・Instagramで「バズる」仕組みとその活用方法
・健康と栄養の関係を科学的に探る!食事と心のつながり
・SNSを使って地域の魅力をどう発信する?
・地域の防災マップを自分たちで作るには?
「自分が動くと、社会が少し変わるかも。」
そんな体験ができるのが、高校生の探究学習の面白さです。
実際にアクションを起こせるテーマを選べば、地域や社会での成果をあげることができます。高校生のうちに「自分ごと」として社会問題を考えるきっかけにもなるはずです。
探究学習を「やってよかった!」と思えるかどうかは、テーマ選びがカギになります。
自分が「ワクワクする!」と思えるテーマを選ぶことが、学びを深める第一歩です。
たとえば、次のようなテーマは面白さにつながりやすいでしょう。
・日常生活に関係がある
・「自分にも何かできそう」と思える
・もっと知りたい!と思える興味がある分野
大人が「これが大事」と重要視するテーマではなく、自分自身が「知りたい」「考えたい」と思えるテーマを選ぶのが大切です。
自分の好奇心に素直になると、探究はどんどん楽しくなります。
「なぜ?」と思ったことがあったら、それがきっと、面白いテーマの種になりますよ。
麗澤瑞浪中学・高等学校では、「探究・キャリア教育」を教育の柱の一つとして大切にしています。
その中でも探究学習は、「予測不可能を楽しむ」感性を育てることを目的とした、実践的な学びのスタイルです。
生徒たちは、興味をもとに自らテーマを見つけ、情報を集め、考えを深めて発信する力を身につけていきます。
ここでは、麗澤瑞浪の探究学習がどんな内容なのか、実際にどんな授業や活動が行われているのかをご紹介します。
「普通の勉強とは違う!」と感じられる、ワクワクする学びがたくさんありますよ。
麗澤瑞浪中学・高等学校では、「育てたい4つの資質と12の能力」に基づいて、2020年から本格的に探究学習をスタートさせました。
【麗澤瑞浪が育てたい4つの資質と12の能力】
4つの資質 | 12の能力 |
---|---|
自己実現力 |
|
創造力 |
|
主体性 |
|
道徳性 |
|
これらを育むためのオリジナルプログラムが「Discovery Saturday」です。
生徒が自ら問いを立て、探究し、発信する力を伸ばすための時間として設けられています。
最近では企業と連携した探究プログラム「MIETAN(ミエタン)」も導入され、社会で活躍するプロの話を直接聞くことができるなど、リアルな学びの機会がさらに広がっています。
学校内での活動はもちろんですが、生徒が地域と関わる取り組みも盛んです。
たとえば、市議会議員との意見交換や、地元の特産品を使った商品開発プロジェクトなどを通して、社会課題に対する理解を深めています。
また、探究学習に積極的に取り組む生徒を応援する「探究活動奨励金制度」を設けました。
このように、麗澤瑞浪中学・高等学校の探究学習は、生徒一人ひとりの好奇心や挑戦心を育み、「自分で考え、行動する力」を実社会に活かせるようサポートしています。
日々の授業やプロジェクトの中で、子どもたちの「未来を生き抜く力」が育っているのです。
こうした結果は生徒たちの探究心と努力の賜物ですが、制度を整え可能性を応援しています。
本校の探究学習は、生徒がワクワクするような活動が盛りだくさんです。
広大な敷地や自然を活かした野菜栽培をおこなったり、キャンプ講座を開催したり、卒業生や社会の第⼀線で活躍される方々から話を聞いたりと、さまざまな活動があります。
実際の活動例をぜひご覧ください!
「本物のロケットを自分たちの手で飛ばす!」
そんな夢を形にできるのが、麗澤瑞浪の「モデルロケット」プログラムです。
火薬を使用するため、ライセンスを取得した教員のもと、安全管理を徹底して取り組んでいます。
設計・製作・打ち上げ・データ測定まで、すべてを生徒たち自身が行い、高度や滞空時間を競います。
打ち上げるたびに生まれる疑問。
「もっと高く飛ばすにはどうする?」
「なぜこの部品で飛距離が伸びた?」
そんな試行錯誤を重ねる中で、自然と 思考力・分析力・チームワーク が育まれていきます。
このプログラムの魅力は、全国レベルの大会にも出場できる本格性。
過去には、JAXA主催の大会で最高峰の賞を受賞した実績もあり、理系分野への進学や研究への意欲を高めるきっかけにもなっています。
「空に挑む」体験を通して、自分の可能性もぐんと広がる、そんな探究学習です。
このプロジェクトは、地元のダム完成20周年を記念して「スイーツを開発してほしい」という依頼から始まりました。
希望者が参加し、企画書づくりや何度もの試作に取り組みながら、特産品である「細寒天」を使った新しいスイーツを誕生させました。
ポイントは、地元の魅力を発信しつつ、SNSでも話題になりそうな見た目やアイデアを取り入れること。
生徒たちは「映える」「地域PRにつながる」ことを意識して、商品化に挑戦しました。
地域の特産品を活かした商品開発に、実際に販売・商品化までつなげたこの経験は、まさに探究学習の成果。
楽しみながらも、本格的な学びを体験できる取り組みとなりました。
ブルーベリーProjectチーム「REMIN」は、栽培から商品化までを自分たちで手がける、まさに「ゼロからのチャレンジ」が詰まった探究学習です。
きっかけは、学校の敷地内にあったブルーベリー畑を駐車場にする計画を知った当時中学2年生の5名が、「この畑を残したい!」と声をあげたことでした。
「自分たちで畑を管理すること」を条件に、畑の存続が決定!
とはいえ、栽培の知識はゼロ。そこで先生や地元の農家の方に協力を仰ぎながら、土づくりや剪定など一から学びました。
その結果、わずか1年足らずでなんと約100kgのブルーベリーを収穫!
収穫した実は、地元のパン屋さんやケーキ屋さんに提供し、商品として販売されました。
このプロジェクトは、麗澤瑞浪の「探究活動奨励金」第1号としてスタートしたもの。
ブルーベリー畑の管理、生産、加工、流通・販売までを一貫して体験し、SDGsの目標のひとつ「つくる責任、つかう責任」を実践しました。
今では、後輩たちへの引き継ぎもスタートし、プロジェクトは次の世代へと受け継がれています。
「本気でやれば、ここまでできる」そんな気づきを生徒たちにもたらした、学びと成長の詰まった活動です。
「自分たちの住むまちをもっと良くしたい!」
そんな想いから始まったのが、中学2年生による「まちづくりプロジェクト」です。
この活動は1年生のうちからスタートし、2年生まで続く長期探究型のプログラム。
「瑞浪市のまちづくり」をテーマに、地域課題や人口減少、資源活用などを幅広く学びながら、対話と協働の大切さを体感していきました。
最終発表では、瑞浪市の職員を招いてプレゼンテーションを実施。
活動の集大成として瑞浪市職員を招き、「廃棄野菜ジュースの制作」「万人受けのグランピング場」「いろいろな人と出会えるインクルーシブ公園」など、アイデアにあふれた提案が次々と発表されました。
単なるアイデアで終わらせず、「実現可能性」や「地域とのつながり」を意識した内容になっており、生徒たちの真剣な取り組みと視野の広さが伝わってきました。
地域に根ざしながら「自分ごと」として社会を考える。
そんな力が育つ、実践的な学びの場となっています。
関連記事:「【中学2年生】「瑞浪市まちづくりプロジェクト」発表会」
高校1年生が約4か月かけて取り組んだ「ガチャプロ(ガチャガチャ商品企画プログラム)」は、企業が提供する探究学習プログラム「MIETAN(ミエタン)」の一環です。
テーマは『ちょこっとSDGsの要素を取り入れた「回したい!」ガチャガチャの商品企画』。
生徒たちは、SDGsについて学んだ1学期の内容を活かしながら、「おもちゃとして商品化できるか?」という視点で探究をスタートしました。
生徒たちはチームごとにアイデアを出し合い、試作品の製作からポップ(商品説明ポスター)のデザインまで、ガチャの企画全体を手がけました。
素材やパッケージに工夫を凝らし、「楽しい」だけでなく「社会の課題にも気づける」ような仕掛けも盛り込みました。
発表当日には、プロのおもちゃクリエイターから講評を受ける機会もあり、アイデアが実際に商品化される可能性もあるなど、夢のある学びの場となりました。
身近なおもちゃを通して、「誰かに届く価値あるアイデアとは何か?」を考えるきっかけになった探究活動です。
「MIETAN(ミエタン)」のプログラムの一つとして実施された、中学1年生の探究学習です。
外部講師を招き、「アニメーションやキャラクターを使って社会貢献をするとはどういうことか?」というテーマについて学びました。
その上で、クラス全体で一つのマスコットキャラクターを制作するというプロジェクトに挑戦。
各グループが目や口、手足などのパーツを担当して作り、それらを最後に組み合わせて一体のマスコットを完成させました。
「自分のパーツがどんな役割を持つのか?」「他のグループとどう連携すればいいのか?」を考えながら進めることで、協力することの楽しさや、チームで一つの作品をつくる喜びを実感。
中学生活最初の探究学習として、仲間との関係を深め、活動の土台を築くよいきっかけになりました。
関連記事:「【中学1年生】探究学習『MIETAN』~マスコット制作~」
探究学習は、自分の「好き」や「気になる」から出発し、深く掘り下げていく学びです。
調べ、考え、発表するプロセスを通して、思考力や表現力、そして「自分で学ぶ力」が身についていきます。
麗澤瑞浪中学・高等学校では、地域や社会とつながるリアルなテーマに取り組める、多彩な探究プログラムを用意。
生徒たちは実体験を通して、学ぶ楽しさや未来の可能性を実感しています。
世界や社会との関わりを深めたい人、自分だけのテーマを見つけたい人にぴったりの環境がここにあります。
あなたも、探究学習でワクワクしながら、自分だけの未来を見つけてみませんか?