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確かな学力

2026年05月12日

【麗澤瑞浪高等学校監修記事】

 

「総合型選抜って、AO入試と同じこと?」「評定が低くても受けられるの?」そんな疑問を持つ高校生は多いはずです。

 

総合型選抜は2021年度から旧AO入試に代わって導入された入試制度で、学力試験だけでなく、志望理由書・面接・小論文などを通じて「学びへの意欲」や「将来への目標」を総合的に評価します。

 

この記事では、仕組みの基本から、スケジュール・向いている人の特徴・対策まで、受験を考えている高校生に向けてわかりやすく解説します。

総合型選抜とは?

総合型選抜とは、学力試験の点数だけでなく、受験生の「学びへの意欲」「将来の目標」「人物・適性」を総合的に評価する入試方式です。

 

大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に照らし合わせて、行われます。

 

項目 令和6年度(2024年) 令和7年度(2025年)
私立大学の実施率 93.4% 95.8%
国立大学の実施率 79.3% 92.6%
全入学者に占める割合 16.1% 19.5%
合格者数 約9.8万人 約12.7万人
前年比増加数 約6,000人増 約2.8万人増(令和6年度比)

出典:文部科学省「令和7年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要

 

文部科学省の最新の調査(令和7年度)によると、総合型選抜はもはや「特別な入試」ではありません。

 

  • ・実施している大学の多さ
    私立大学の95.8%、国立大学でも92.6%と、ほぼすべての大学で導入。

 

  • ・入学者の増加傾向
    全入学者に占める割合は19.5%(前年度16.1%)と右肩上がりで、合格者数も約12.7万人(前年度比約2.8万人増)と、枠が大きく広がっている。

 

枠が増えているということは、大学側が「点数だけでなく、志の高い学生を直接選びたい」と強く考えている証拠です。

 

単なる「滑り止め」ではなく、「大学が本気で求めている学生」を決める戦いになっていると言えます。

 

旧AO入試との違いは?

総合型選抜はかつて「AO入試(アドミッションズ・オフィス入試)」と呼ばれていましたが、2021年度入試から名称と中身が変わりました。

 

項目 旧:AO入試 新:総合型選抜
学力の評価 必須ではなかった(書類と面接のみも多かった) 必須(共通テストや小論文、検定などが課される)
評価の基準 意欲や関心、人物面が重視された 意欲に加え、高校までの基礎学力が厳格に問われる
調査書の活用 参考程度の場合もあった 合否判定においてより重要な資料として活用される

 

旧AO入試では書類審査や面接のみという大学も多く、「学力が問われない入試」というイメージがついていました。実際に学力をほとんど見ない大学も出てきたため、文部科学省が制度を見直し、「総合型選抜」として再定義。

 

最大の変更点は、何らかの形で学力を測ることが必須になった点です。小論文・プレゼンテーション・口頭試問・共通テストのうち、少なくとも1つを課すことが各大学に求められています。

 

「総合型選抜=学力不要」というイメージは過去のものになりつつあります。

【重要】総合型選抜は「専願(単願)」が基本!

多くの大学で、総合型選抜は「合格したら必ずその大学に入学する」という『専願』が条件となっています。

 

一般選抜のように「受かった中から一番良いところを選ぼう」という、いわゆる『滑り止め』としての受験は原則できません。

 

合格後に辞退することは、大学側だけでなく、自分の高校の後輩たちにも影響を及ぼす(来年度以降の信頼に関わる)可能性がある非常に重い決断です。

 

だからこそ、総合型選抜は「なんとなく早く決めたい」という理由ではなく、「この大学でなければならない!」という強い覚悟と第一志望の熱意がある人に適した入試なのです。

総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜の違い

3つの入試方式は、評価の軸も選考時期も大きく異なります。

 

自分に合った方式を選ぶために、まず違いを整理しておきましょう。

 

項目 総合型選抜 学校推薦型選抜 一般選抜
評価の中心 意欲・人物・将来目標 高校の成績・推薦 学力試験の点数
高校長の推薦 不要 必要 不要
評定平均の条件 大学による 多くで設定あり なし
主な選考方法 志望理由書・面接・小論文・プレゼンなど 小論文・面接中心 学力検査
出願・選考時期 9月〜(早い) 11月頃 1〜3月
専願・併願 専願が基本(併願可の大学も一部あり) 指定校は専願、公募は併願可の場合も 自由に併願可

※詳細は各大学の募集要項でご確認ください。

 

3つの中で最も早く動き出す必要があるのが総合型選抜です。高2のうちから準備を始めることが、選択肢を広げる第一歩になります。

総合型選抜のスケジュール・出願時期

総合型選抜は、一般選抜より大幅に早いスケジュールで進みます。文部科学省の方針で、9月1日以降から出願スタート、また共通テストを課さない場合は合格発表日は11月1日以降と定められています。

 

総合型選抜は年内に進路を確定できる「年内入試」として活用できます。(※共通テストなしの場合)

 

一般選抜の合格発表が2〜3月であることを考えると、約3〜4ヶ月早く結果が出ることになります。

 

なお、共通テストを課す総合型選抜の場合は、合格発表が2〜3月になります。

 

出願から合格発表までの流れ

時期 内容
高2の夏〜秋 志望校・学部を検討、オープンキャンパス参加
高3の6〜8月 志望理由書・エントリーシートの準備期間。大学によっては8月からエントリー(事前登録)受付開始
9月1日以降 第1次選考(出願開始)※文部科学省・大学入学者選抜実施要項による規定
9〜10月 第2次選考(書類選考・面接・小論文などの選考実施)
11月1日以降 合格発表(共通テストを課さない場合)※文部科学省・大学入学者選抜実施要項による規定
11〜12月 入学手続き・納入金支払い

 

大学によってはオープンキャンパスや個別説明会への参加が出願要件になっている場合があります。

 

これらは出願より前に実施されるため、高2のうちから動き出すことが理想です。

12月以降でも間に合う大学はある?

総合型選抜は9月からが一般的ですが、複数回の選考日程を設けている大学も多く、年明けの1〜2月まで出願を受け付けているケースもあります。

 

ただし、12月以降の選考は競争率が上がる傾向があります。また、大学によっては1月の共通テストを課すケースもあり、その場合は合格発表も共通テスト後となります。

 

12月以降の出願は『残り福』を狙うようなもの。チャンスはありますが、対策にかける時間と一般選抜の勉強時間のバランスが非常に難しくなります。

 

もし年明けまで粘るなら、冬休み返上の覚悟で挑みましょう!

総合型選抜の選考内容は?

総合型選抜では、学力試験一本の一般選抜とは異なり、さまざまな方法で受験生を評価します。

 

大学・学部によって選考内容は大きく異なるため、志望校の募集要項を早めに確認することが大切です。

志望理由書・小論文・面接の基本

総合型選抜で課される選考内容は大学・学部によって異なりますが、主に以下の4つが中心となります。

 

それぞれの特徴と対策のポイントを押さえておきましょう。

志望理由書・自己推薦書・活動報告書

総合型選抜の「三種の神器」とも言える書類です。

大学によって形式は異なりますが、以下の3つの視点ですべての書類がつながっている必要があります。

 

  • 志望理由書(未来): なぜこの大学で学びたいのか、将来どうなりたいのか。

 

  • 自己推薦書(現在): 自分の強みや長所は何か、なぜ自分がその大学にふさわしいのか。

 

  • 活動報告書(過去): これまでどんな活動に本気で取り組んできたのか。

 

志望理由書が「熱意」を伝えるものなら、活動報告書は「その熱意の根拠」を証明するもの。

 

以前は文章だけで「頑張りました」といった内容を書けば済むことも多かったのですが、最近は探究学習の成果物や活動写真をまとめたポートフォリオを重視する大学が増えています。

小論文

課題文や資料をもとに自分の考えを論述します。

単なる文章力だけでなく、志望分野に関連する専門知識や、論理的な思考力が問われるのが特徴です。

 

対策のコツ: 日頃からニュースや新書に触れ、自分の志望する分野で「今、何が課題になっているのか」を把握しておくことが不可欠です。

面接・口頭試問

志望理由や学びへの意欲を直接伝えます。

大学によっては、特定のテーマについて専門的な質問に答える「口頭試問」が含まれ、高校までの学習内容が身についているか厳格にチェックされます。

 

対策のコツ: 書類に書いた内容と矛盾がないよう、自分の活動を深掘りしておくことが「圧迫面接」に動じない最大の防御になります。

プレゼンテーション・グループディスカッション

自分の研究テーマを発表したり、他の受験生と特定の議題について議論したりします。難関大学や国立大学に多い形式で、リーダーシップや協調性が見られます。

 

  • 対策のコツ: 「正解を出すこと」よりも、他者の意見を尊重しながら議論をどう深めたかという「プロセス」が評価の対象になります。

共通テスト

国立大学を中心に、共通テストを課す大学が増加傾向にあります。

「総合型=学力不要」というイメージは過去のものであり、最低限の基礎学力がないと足切りにあうケースもあります。

 

  • 対策のコツ: 総合型選抜の準備だけに没頭せず、一般選抜を見据えた5教科の勉強を早期から習慣化しておくことが、合格への最短距離です。

評定平均は必要?条件は大学によって異なる

総合型選抜では、評定平均の条件は「大学・学部によって異なる」という点が重要です。

 

  • ・評定平均の条件なし
    多くの大学で、評定平均を出願条件として明示していない

 

  • ・評定平均○以上
    一定の成績基準を設けている大学・学部もある

 

  • ・調査書の提出は必須
    評定条件がない場合でも、高校の成績が記載された調査書は必ず提出。文部科学省の大学入学者選抜実施要項でも、調査書を「十分に活用する」ことが各大学に求められている

 

条件がない場合でも、調査書の学習成績は選考に影響します。

文部科学省の実施要項では、学習成績概評はA(4.3以上)・B(3.5〜4.2)・C(2.7〜3.4)の段階で評価されると定められており、大学はこの情報をもとに合否を判断します。

 

評定は単なる点数ではなく、「高校3年間、授業に真剣に取り組んだ」という継続的な努力の証明として評価されるため、1点でも高く保つ意識が大切です。

 

総合型選抜に向いている人・受かる人の特徴

総合型選抜は「誰でも受けられる」入試ですが、「誰でも受かる」入試ではありません。

 

向いている人の特徴を知ることで、自分に合った入試方式を選ぶ参考にしてください。

向いている人の特徴5つ

総合型選抜は、特別な才能がある人だけのものだと思っていませんか?

実は、『自分なりに考え、動ける人』であれば、誰にでもチャンスがあります。

 

以下の特徴に多く当てはまる人ほど、総合型選抜との相性が良いと言えます。

 

ただし、すべてを満たしている必要はありません。「今はまだ足りない」と感じる部分は、準備を通じて伸ばしていけるものがほとんどです。

①自分の「問い」や興味関心を深掘りできる人

探究活動・課外活動・ボランティアなど、何かに本気で取り組んだ経験がある人は、志望理由書や面接で話す内容が豊かになります。

 

大切なのは活動の「成果」より、「その活動を通して何を考え、何に気づいたか」という内省の深さです。

 

②将来の目標や学びへの目的意識が明確な人

「なぜこの大学・学部なのか」「将来どう活かしたいのか」を語れる人は強いです。 

ただ、最初から立派な志がなくても大丈夫。

日常の中で「どうしてこうなってるんだろう?」「もっと知りたい!」という小さな好奇心の種を持っている人は、それを深掘りすることで、大学側を納得させる「自分だけのストーリー」を作ることができます。

③表現力(書く力・話す力)がある人

志望理由書、小論文、面接のすべてにおいて、自分の考えを言葉にする力が問われます。 

 

ここで求められるのは、単に綺麗な文章を書くことではなく、「なぜそう思うのか」という根拠をセットにして、相手が納得できるように筋道を立てて伝える力です。

 

  • ・書く力
    自分の経験を客観的に見つめ直し、論理的な構成(結論・理由・具体例)で文章を組み立てる力。

 

  • ・話す力
    面接官の質問の意図を汲み取り、双方向のコミュニケーションの中で自分の熱意を伝える力。

 

特別な訓練というより、日常の授業での発表や、SNSでの発信、日記などで「自分の意見とその理由をセットで言語化する」習慣がある人は、驚くほど対策がスムーズに進みます。

④アドミッション・ポリシーへの共感・合致がある人

大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)と自分の興味・目標が重なっている人ほど、選考を通過しやすくなります。

 

志望校のアドミッション・ポリシーをしっかり読み込み、自分との接点を見つけることが合格への近道です。

⑤一般選抜と並行して準備できる人

総合型選抜は、必ずしも「第一志望に合格できる」とは限りません。

万が一の結果になった際、すぐに一般選抜へ気持ちを切り替えられる準備ができている人は、最終的に納得のいく進路を勝ち取れます。

 

  • リスク管理としての勉強
    多くの大学では年明けに合格発表があるため、そこから一般選抜の勉強を始めても間に合いません。夏〜秋の対策期間中も、主要科目の学習を捨てない「粘り強さ」が求められます。

 

  • ・「学力」が総合型を助ける
    最近では、総合型選抜でも小論文や口頭試問で基礎学力を測る大学が増えています。一般選抜に向けた勉強は、決して無駄にならず、むしろ総合型選抜の合格可能性を高める土台になります。

 

ただし、専願(単願)の場合も油断は禁物です。大学によっては「合格したら必ず入学する」という専願が条件となりますが、それは「不合格になった時に他の道を探さなくていい」という意味ではありません。

 

募集要項を事前に確認し、プランB(一般選抜や後期の選抜)を常に持っておきましょう。

探究活動・課外活動はなぜ評価されるのか

総合型選抜で探究活動や課外活動が評価される理由は、その経験そのものではなく、活動のプロセスから「自ら学ぶ姿勢(主体性)」が見えるからです。

 

具体的には、以下の「探究のサイクル」が描けているかどうかが評価のポイントになります。

  • ①問い:日常の中で「なぜ?」「もっとこうしたい」という疑問を持つ

 

  • ②行動:疑問を解決するために、調べたり、実際に動いてみたりする

 

  • ③気づき:行動の結果から、新しい発見や自分の考えを持つ

 

  • ④学び:その気づきを、大学でさらに深く専門的に学びたいと願う

 

例えば、環境問題をテーマに探究してきた生徒なら、「地元の川の汚れが気になった(問い)」→「水質を調査し、清掃活動をした(行動)」→「個人の努力だけでは限界があると知った(気づき)」→「だから大学で環境政策を学びたい(大学での学び)」というストーリーになります。

 

部活動やボランティアも同様です。このサイクルを回した経験こそが、志望動機に圧倒的な説得力を与えるのです。

 

資格・検定(英検・TOEIC・数学検定など)も、語学系・理系の学部を中心に出願条件や加点対象になる場合があります。資格は「その分野の基礎学力が十分にある」という客観的な証明です。

 

志望校の募集要項を早めに確認し、必要な検定は戦略的に取得しておきましょう。

【実は重要】すごい実績がなくても評価される理由

総合型選抜と聞くと「全国大会出場」や「生徒会長」などの華々しい実績が必要だと思われがちですが、実はそれは大きな誤解です。

 

もちろんそういった実績も大切ですが、大学が本当に知りたいのは「結果のすごさ」ではなく、「日常の小さな疑問に対して、どう行動し、何を学んだか」というプロセスです。

評価される「身近な探究」の例

 

  • ・部活動
     「練習の効率が悪い」と感じ、過去の試合スコアをデータ化して、改善案を顧問にプレゼンした。

 

  • ・学校行事
    文化祭の集客を増やすため、SNS広報の仕組みを自ら作って実行し、去年の1.2倍の来客を実現した。

 

  • ・地域の疑問
    単なる清掃ボランティアで終わらず、 「なぜこの場所にはポイ捨てが多いのか?」を分析し、ゴミ箱の設置場所による違いを考察、設置を提案した。

 

このように、日常の「違和感」を放置せず、自分なりに問いを立てて動いた形跡こそが、大学での「研究」に繋がる適性として高く評価されます。

 

自分には書ける実績がないからと諦めないでください。

総合型選抜の対策!いつから何をすればいい?

総合型選抜の対策は、学力試験対策とは大きく異なります。

 

テクニックより「書ける内容を高校生活で作ること」が最大の準備です。時期別に、やるべきことを見ていきましょう。

高1・高2からできる準備

総合型選抜の対策で最も大切なことは、「志望理由書に書くネタを高校生活で作ること」です。

 

テクニックだけを磨いても、書く内容が浅ければ面接で見抜かれてしまいます。

高1〜高2でやっておきたいこと

  • ☑︎授業・探究学習・課外活動に本気で取り組む

 

  • ☑︎興味のある分野の本・ニュース・論文に触れる習慣をつける

 

  • ☑︎オープンキャンパスに参加し、志望校・学部のイメージを持つ

 

  • ☑︎英検など語学資格の取得を検討する

 

  • ☑︎「なぜ?」「これはどういうことだろう?」という疑問をメモする習慣をつける

 

高2の夏頃には志望校をある程度絞り込み、アドミッション・ポリシーを読み込んでおくのが理想的なタイミングです。

 

【超重要】「活動の証拠」を捨てずに残しておこう

 

高1・高2の皆さんにぜひやってほしいのが、「探究活動のログ(記録)」を残すことです。

 

  • 写真: ボランティア活動中や、制作物を作っている様子。

 

  • メモ: 探究学習で書いた下書きや、先生からのフィードバック。

 

  • 証明書: 参加したセミナーの受講証や検定の合格証。

これらは、高3で「活動報告書」を作る際の圧倒的な武器になります。後から思い出すのは大変なので、スマホの専用フォルダや紙のファイルにまとめておきましょう。

高3でやること

いよいよ本番の年。高1・高2で積み上げてきた経験を、言葉にして伝える準備に集中します。

  • ☑︎志望理由書の下書き→ブラッシュアップ(高3の夏が目安)
    夏までに第一稿を完成させ、先生や第三者に添削してもらいながら磨き上げます。出願直前では時間が足りません。

 

  • ☑︎小論文・面接の対策
    志望分野のニュースや課題を日頃からインプットしておくことが、本番の論述力・受け答えの質に直結します。

 

  • ☑︎オープンキャンパス・個別説明会への参加
    「なぜこの大学でなければならないのか」を具体的に語るために、実際に足を運んで得た情報は大きな武器になります。

 

  • ☑︎一般選抜に向けた学力対策との両立
    総合型選抜が不合格でも、すぐに切り替えられる準備を怠らないことが、最終的に納得のいく進路につながります。

 

志望理由書で押さえるポイント

志望理由書は総合型選抜の核心です。以下の4つの要素を「過去・現在・未来」の1本の線で繋げる必要があります。

自分だけのストーリーとしてまとめましょう。

 

① なぜこのテーマに興味を持ったか(きっかけ:過去)

きっかけとなった体験・出来事を具体的に書きます。「小さい頃から興味があった」といった曖昧な表現ではなく、「〇〇という体験から、〇〇という問いを持った」と書くことで、あなただけのオリジナリティが生まれます。

② これまでどのように探究・行動してきたか(根拠:過去〜現在)

実際に行動した経験(探究活動・部活動・読書など)を具体的に書きます。成果の凄さだけでなく、「どんな壁にぶつかり、どう乗り越え、何に気づいたか」というプロセスこそが、評価の対象になります。

③ なぜこの大学・学部でなければならないのか(マッチング:現在)

志望校の特色・教員・カリキュラム・アドミッション・ポリシーと自分の目標がどう結びつくのかを具体的に書きます。「この大学でなければ学べないこと」を明確にしましょう。

④ 将来どう社会に貢献したいのか(ビジョン:未来)

大学での学びを活かして、どのような社会課題を解決したいのかを書きます。「大学で学ぶことがゴールではなく、その先の社会でどう活かすか」という視点を持つことで、説得力が格段に高まります。

麗澤瑞浪の探究学習は総合型選抜の武器になる

麗澤瑞浪中学・高等学校は、コースを問わず、総合型選抜との親和性が高い学校です。

 

「自分が何に関心を持ち、どう社会と関わりたいか」を言語化する力を、日々の学校生活の中で自然と育てる環境が整っています。

Discovery Saturdayで「探究サイクル」を体験する

毎週土曜日に実施する「Discovery Saturday」では、生徒が自分の「好き」や「やってみたい」を起点に講座を選び、調査・制作・発表までの探究サイクルを体験します。

 

歴史の現地調査からスライド発表、マインクラフトを使った測量・設計、モデルロケットの製作と全国大会出場まで、その内容は多岐にわたります。

ガチャプロで「社会課題×企画力」を鍛える

 

高校1年生が取り組む「ガチャプロ(ガチャガチャ商品企画プログラム)」は、株式会社ミエタが提供する探究学習プログラム「MIETAN」の一環として実施されています。

 

ガチャガチャの商品を企画・制作し、最終的な商品化・販売までを目指すプロジェクトで、3クラス混合のグループワークで約4か月間かけてアイデアの立案・試作・プレゼンテーションまでを行います。

 

発表会ではプロのおもちゃクリエイターから講評を受け、一部の生徒は実際の商品化へ向けて動き出すなど、学びが学校の外にまで広がっています。

 

寮生活で培う主体性と他者理解

全国から生徒が集まる寮生活で培われる主体性や他者理解の力も、総合型選抜において評価されやすい資質です。

 

多様な価値観を持つ仲間と共同生活を送る中で、自分の考えを持ち、相手に伝える経験を積んでいること自体が、面接や集団討論の場で発揮できる強みになります。

アントレプレナーシップコースで大学との接点を持つ

2026年4月に新設されたアントレプレナーシップコースでは、「社会課題を自分ごととして解決する」という探究的な学びが中心に置かれています。

 

探究活動・社会人との対話・フィールドワークは、そのまま志望理由書の「ネタ」になります。武蔵野大学・iU(情報経営イノベーション専門職大学)・麗澤大学・叡啓大学・京都産業大学との高大連携プログラムも、「この大学で学びたい理由」に実際の接点を持てる大きな強みです。

 

探究活動で「問いを立てる力」を、寮生活で「他者と関わる力」を、大学連携で「社会とつながる力」を。麗澤瑞浪での日々そのものが、総合型選抜で問われる「人物の深さ」を育てる場になっています。

 

よくある質問(FAQ)

総合型選抜について、受験生や保護者の方からよく寄せられる疑問をまとめました。

 

似たような悩みを持つ人は参考にしてください。

Q:評定平均が低くても受けられますか?

はい、受けられます。ただし条件の確認は必須です。総合型選抜では評定平均の条件を設けていない大学も多くあります。ただし、出願条件に制限がなくても、高校時代の学習姿勢を見るために「調査書」は必ずチェックされます。「評定が低いから」と諦める必要はありませんが、その分、志望理由書や面接で「それを補って余りある意欲や活動実績」を証明することが鍵となります。

Q:総合型選抜は誰でも受けられますか?

はい、基本的には誰でも挑戦できます。ただし、大学ごとの「出願資格」に注意が必要です。学校長の推薦が必須となる「学校推薦型選抜」とは異なり、総合型選抜は自分の意志で自由に出願できるのが最大の特徴です。ただし、以下の3つは事前に確認が必要です。①出願資格の有無:大学・学部によっては「評定平均3.8以上」「英検2級以上」といった出願条件を設けている場合があります。②専願(単願)の制約:「合格したら必ず入学すること」という条件がある大学が多く、他校との併願を考えている場合は慎重な検討が必要です。③アドミッション・ポリシーへの合致:形式的には誰でも受けられますが、大学側が求める「理想の学生像」と自分の目標がズレていると、合格を勝ち取るのは難しくなります。「誰でも受けられる」からこそ、「なぜその大学でなければならないのか」を自分自身でしっかり説明できる準備が重要になります。

Q:一般入試と両立できますか?

可能です。むしろ「リスク管理」として両立を強く推奨します。総合型選抜は専願が基本のため、合格すればその時点で受験は終了です。しかし、不合格だった場合に備えて一般選抜の勉強を並行して進めることは非常に大切です。どちらも妥協しない強い意志を持つ受験生は、総合型で培った「論理的思考力」が一般入試の現代文や記述問題に活きるなど、相乗効果を生むことも少なくありません。

Q:向いていない人はどんな人ですか?

「大学で学びたいこと」を自分で探すことに、まだワクワクできない人です。以下のような場合は、一般選抜(学力試験)を主軸に置いた方が、納得のいく結果に繋がることが多いです。①「なんとなく受かりやすそう」という消去法で選んでいる人。②学びたいことや将来の目標を考えるのが、今はまだ苦痛だと感じる人。③自分の考えを言葉にする努力を避けたい人。総合型選抜は、大学との「マッチング」を重視する入試です。「大学に入ってからやりたいことを見つけたい」という段階であれば、まずは一般選抜に向けた学力を固め、選択肢を広げておくのが賢い戦略と言えます。

Q:総合型選抜で落ちる人の特徴は?

最も多いのは「活動の羅列」で終わってしまっているケースです。「〇〇大会で優勝した」「ボランティアに3回参加した」という実績を並べるだけでは不十分です。大学が知りたいのは実績そのものではなく、「その経験から何を学び、大学での学びにどう繋がっているか」という内省の深さです。また、準備不足により、志望理由書と面接での受け答えに矛盾が生じてしまうケースも、不合格の大きな要因となります。

Q:準備を一人で進めるのは限界がありますか?

多くの場合、客観的なアドバイス(添削・面接練習)が必要です。志望理由書は、自分一人で書いていると「独りよがり」な内容になりがちです。学校の先生や塾の講師など、「大人の視点」で何度も添削してもらうことが合格への近道です。また、日常的に「問い」を立てる環境や、活動の証拠を一緒に残してくれる環境があるかどうかも、準備の質を大きく左右します。

まとめ:総合型選抜は「学力以外の自分」を活かせる入試

総合型選抜は、点数だけでは測れない「なぜこの大学で学びたいのか」「将来どう社会に貢献したいのか」という、あなたの人間性そのものを評価する入試です。

 

評定や試験の数値以上に、自分の経験・行動・目標を自分の言葉で語れるかどうかが合否を分けます。高校生活で探究活動や部活動、ボランティアなど、何かに本気で取り組んできた人にとって、総合型選抜はこれまでの努力を最大に活かせる最高のチャンスとなります。

 

準備は早ければ早いほど選択肢は広がりますが、今この瞬間から「自分は何を大切にして生きていきたいのか」を考え始めるだけでも、合格への第一歩は始まっています。

 

「自分には特別な実績がないから……。」と諦める必要はありません。 あなたの中に眠る「問い」を一緒に見つけ、形にしていける環境。その答えが、ここ麗澤瑞浪中学・高等学校にあります。

 

まずは一度、個別相談や見学会へ足を運んでみませんか?

 

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