メッセージ・理念


学校案内

メッセージ

「深く関わらなくても生きていける時代に、
誰かと共に生きられる強い心を育てる」ことにこだわります。

理事長 廣池 幹堂

校長 藤田 知則

2020年に開校60年を迎えた麗澤瑞浪中学・高等学校は、開校以来、「知徳一体の教育」を基本理念として、豊かな道徳性を備え、世界の平和と繁栄に貢献できる人材を輩出して参りました。今日、麗澤教育が少なからず社会的評価を得ていますのは、先人・先輩のご尽力や保護者の皆様のご協力、卒業生諸氏の内外での活躍の賜物です。現代は、進学先・教育方法の選択肢も多様になり、他者と深く関わらなくても生きられる時代です。しかし本校は、「深く関わらなくても生きていける時代に、誰かと共に生きられる強い心を育てる」ことにこだわります。それは、一見面倒なことの中に、成長の機会があり、異なる誰かと共に生きることが、国際社会で活躍することにつながるからです。

創立者 廣池千九郎

廣池 千九郎 法学博士
[1866〜1938]

大分県中津市に生まれた廣池千九郎は、苦学の末に教師となり、修身(道徳)の教科書の編纂や、夜間学校・教員互助会の設立などに取り組み、社会的に幅広い活動を行いました。その後、歴史学者として「中津歴史」をはじめ、数々の論文・書物を著し、法学を学んで早稲田大学講師、神宮皇学館教授を歴任。また国家的事業であった『古事類苑』(日本の古事に関する大百科辞典)の編纂に携わり大きな功績を残しました。同時に新学問分野「東洋法制史」の開拓・研究等で業績を上げ、東京帝国大学の審査を経て独学で法学博士号を取得。1926(大正15)年にはそれまでの研究成果と体験を踏まえ、世界平和と人類の幸福への道を示した『道徳科学の論文』を著してモラロジー(道徳科学)を創建。1935(昭和10)年、その精神に基づいて、道徳科学専攻塾(麗澤大学・高校等の前身)を開設しました。

廣池千九郎記念館 公式HP

私の未来は
私が創る

たくさんの経験、様々な人との出会いは、
未知なる自分と出会わせてくれる
そして自分の可能性を広げてくれる

自分で考えること、決断すること、他者と深く関わることは、
面倒なことだと思うかもしれない
居心地の良い場所を飛び出すことは不安かもしれない
しかし、一見面倒なことの中に、成長の機会がある

麗澤瑞浪では、深く関わらなくても生きていける時代にこそ
誰かと共に生きられる強い心を育てることにこだわります

麗澤の理念

  • 知徳一体

    創立者・廣池千九郎が提唱した道徳科学「モラロジー」に基づく知徳一体の教育を基本理念とし、感謝の心・思いやりの心・自立の心を鍛えることを最も大切にしています。

  • 知恩・感恩・報恩

    恩を知り、恩を感じ、恩に報いる。自分が豊かな生活を送ることができてきたのは、周囲の人・先人・自然のおかげだという感謝の心を忘れず、その恩に報いることを目指す人材を育てます。

  • 国際的日本人

    日本を知り、日本人としての自分を見つめ、世界の中の日本のあるべき方向性を考えて次代の国際社会に貢献できる人材を育成します。

教育に込める思い

「自ら求め、自ら学べ」

自分の進む道を、自分で考え抜いて自分で選ぶために

自分で考えることは面倒なこと。誰かに決めてもらった方が楽だ、と思うかもしれない。
それでも楽な方を選ばずに「自ら決めた」という経験は、この先、あなたが思わぬ困難に遭遇した時、乗り越える力になる。

「知性」を最大化する道徳教育

学んだ知識や身につけた技術を最大化して、世界の安心・平和・幸福の実現に寄与するためには、生徒たちの自己肯定感・自己効力感・自己有用感を高める教育が必要となります。そのためには、様々な経験、葛藤を乗り越えていく際の、物事の受け止め方や考え方がとても重要となります。本校の道徳教育では、普遍的な道徳的価値観と、他者への共感的態度を高める「こころ」のあり方について学んでいきます。この学びは生徒だけのものではなく、「師弟同学、親子共学」の考えに基づき、教職員・保護者も含め、学校に関わる皆さんと一緒に行っていきます。