高校2年生は、11月18日(火)から21日(金)まで、3泊4日の日程で台湾修学旅行を実施しました。
この修学旅行は、台湾の歴史や文化を直接体験し、地域の特色を肌で感じるとともに、日本との歴史的なつながりを学び、自国についても改めて考える機会を持つことを目的としています。
【1日目】11月18日(火)
台湾・桃園空港に到着後、山間の町「十分」で天燈上げを体験。一人ひとりが願いを書いた天燈が空へ舞い上がりました。続いて訪れた「九份」では、映画の舞台とも言われる幻想的な街並みを雨の中で散策し、台湾の伝統的な雰囲気を味わいました。

【2日目】11月19日(水)
新幹線で台南方面へ移動。日本統治時代に八田與一が建設した「烏山頭ダム」では、台湾農業の発展に寄与した歴史を学びました。午後は、製糖工場跡地を再生した文化施設「十鼓文化村」を訪れ、ドラム演奏や高所アスレチックなど、五感で楽しむ体験を通じて地域文化に触れました。

【3日目】11月20日(木)
午前は「故宮博物院」にて、精巧な工芸品や歴史的な宝物を鑑賞し、中国文化の奥深さを学びました。午後は班別自由行動を実施。生徒たちはMRT(都市高速鉄道)を利用して台北市内を自主的に巡り、地元の人々とのふれあいや実践的な異文化体験を重ねました。

【4日目】11月21日(金)
「龍山寺」では伝統的な宗教文化と建築に触れ、周辺の市場や街を散策。「中正紀念堂」ではその壮大な建造物に圧倒されながら、台湾の歴史や文化に対する理解を深めました。その後、帰国の途につき、全行程を無事に終えました。

今回の修学旅行では、生徒たちが海外の文化や歴史に直接触れ、特に食文化の違いを体感する中で、多くの気づきと学びを得ました。時間やマナーを意識した行動、自主的なグループ活動、クラスメートとの協力を通じて、異文化理解や自立心を育む貴重な機会となりました。この経験は、今後の学校生活や進路を考える上でも、大きな糧となるはずです。