8月31日(月)、今年度第3回となる大学出張講義を実施しました。
今回は、信州大学農学部の松島憲一教授を講師にお迎えし、「信州の伝統野菜について」をテーマにご講演いただきました。当日は、伝統野菜や理系分野に興味を持つ本校の中高生21名が参加しました。
講演の前半では、「伝統野菜とは何か」という基本的な内容から、その重要性や抱えている課題について、岐阜県の伝統野菜や瑞浪市の伝統野菜「半原かぼちゃ」などを例に挙げながら、分かりやすくお話しいただきました。
さらに、松島先生が訪問された京都の伝統野菜「万願寺甘とう」の実物も紹介され、生徒たちは実際の野菜を目にすることで、伝統野菜をより身近なものとして捉える機会となりました。
後半では、松島先生の研究対象である長野県の信州野菜について学びました。なぜ長野県には85品目もの信州野菜が存在するのか、その背景や特徴について、写真を交えながら紹介していただきました。身近な「食」を入り口として、地域の歴史や文化、農業について考える時間となりました。
講演の最後には、信州大学農学部の入試情報についても紹介していただき、生徒たちは大学での学びや農学分野への進路についても関心を深めていました。
講演終了後には、多くの生徒が松島先生のもとを訪れ、積極的に質問する姿が見られました。後日のインタビューでは「古いものを知ることで新しいものを生み出すことができると感じた」「伝統野菜に関心がなかったが、興味が湧き、自分の地元の伝統野菜を調べてみた」といった感想も聞かれ、講演をきっかけに新たな興味や探究につながる様子が見られました。
また、長野県出身の生徒からは、「食べたことのある野菜について、おもしろく話してくださり、農学に興味を持った」という声もありました。
今回の講義を通して、生徒たちは伝統野菜を切り口に、地域の文化や農業、そして農学という学問の奥深さに触れることができました。大学での専門的な学びに触れる機会を通して、今後の進路や探究活動について考えるきっかけとなりました。