麗澤瑞浪中学・高等学校

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VOICE

Vol.76 先生の声

技術を”使える”人間になるために

理科・ICT未来教育委員 峰田浩司   vol.35

 スマートフォンが日本で使われるようになってからおよそ10年、今ではAIやドローンなど科学技術の発展とともに社会は目まぐるしい進化を遂げています。このような変化に対応して教育も変化しなければなりません。また、今回の新型コロナウイルス感染防止に伴う全国的な休校措置によって、その重要性はますます高まっています。

 ICTツール(情報通信技術)の普及により、いまの子どもたちは簡単に情報が手に入るようになりました。しかし、私が子どものときよりも誘惑が多くなってしまったと感じています。私の学生時代は調べ物をするときには辞書、ゲームをするときにはゲーム機、音楽を聴くときには音楽プレイヤー、携帯は電話とメール以外には使えませんでした。それが、今の子どもたちはそれをすべてスマートフォン一つで行うことができます。何かを調べようと思ってスマートフォンを開いたつもりが、いつの間にか別のことをしていたなど、生徒からよく聞く話です。そして勉強とは関係のないサイトに引き込まれることもあります。また、SNSのネット炎上をはじめ、世界と簡単に繋がることにより、自分や周囲の行動の過ちが取り返しのつかないことになってしまうリスクも高まります。

 こういったICTツールは子どもにとって“毒”であるという話をよく聞きますが、私は“毒”だけではなく“薬”にもなると確信しています。課題点のあるスマートフォンですが、生徒の中には学習のためにアプリを使用することで、自分のやる気につなげたり、隙間時間に問題を解くなど学力向上に繋げたりしている子もいます。また、授業では、今までは教科書などの静止画でしか伝えることができなかった情報が、動画サイトを使用することで映像として生徒によりわかり易く伝えることが可能になりました。本校で実施しているオンライン英会話もICTツールがあってこその取り組みです。
 このように、ICTツールの活用により学びの幅を広げることも可能なのです。大切なのは、使う子ども自身がその意義を理解し、正しく使えるようになること。そして、誘惑に打ち勝つ強い信念を持つことだが大切と私は考えています。

 オックスフォード大学の研究結果で、現在の職業の77%が10〜20年程度でコンピューターに代えられるというものがあります。しかし、それと同時に新しい職業も出てくるのです。その職業とはどのようなものか。コンピューターなどICTツールを使い、新しいことをする職業であることは間違いありません。そういった社会を生きていく、今の子どもたちにとっては、ICTツールを使いこなすことがスタートラインになるのです。

 技術を使うのはあくまでも人です。技術に”使われる”人間ではなく、技術を”使える”人間になるために。大切なのは情報に対する正しい知識とICTをどんな目的で使うのかという人間の心です。そういった力を自分自身で身につけられる教育を目指していきます。

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