私は恵那市明智町出身です。入学した当初は、保育園の頃から一緒だった地元の友達と離れるのが、不安で仕方ありませんでした。しかし、一番に話しかけてくれた友達や、緊張を解いてくれた一貫生、気軽に話しかけてくれたクラスメイト。そして親身になって接して下さる先生方に出会い、不安は吹き飛び、期待で満ち溢れた高校生活が始まりました。
麗澤瑞浪での生活で得られたものは、仲間や先生方と過ごした三年間の思い出だけではありません。「自立」「感謝」「思いやり」の三つの言葉から、高校生活を、そして今後の人生をよりよくする「心」が、様々な経験を通して育まれました。通学生である私の目には、寮生は一歩大人のように映っていました。最初は手探りで、時には涙を流しながらも、親元を離れて集団生活をしている寮生を、私はとても尊敬しています。そんな寮生の姿を見たり、話を聞いたりすることで、私は本当の「自立」ということを学び、寮生の存在は未熟だった私を一歩成長させてくれました。そして、麗澤瑞浪で当たり前に言えるようになった「ありがとう」の言葉。ありがとうを言われた際に「ありがとう」と返すこと、些細なことにも「ありがとう」を添えると、人間関係が豊かになることを学びました。沢山感謝し、感謝されることで、もっと相手のことを思いやることが出来るようになりました。「自立」「感謝」「思いやり」から自分の、「心」を成長させることができたのは麗澤瑞浪だからこそ、そして、今まで支えてくださった方々がいたからこそです。その支えてくださった方々に感謝を申し上げます。