中学1年 三宅リディア
紹介本『かぞえきれない星の、その次の星』 著者:重松清
今日は、『かぞえきれない星の、その次の星』の中の「こいのぼりのナイショの仕事」を紹介します。
ナイショの仕事とはどんな仕事なのか、どうしてナイショなのか、次から次へと疑問がわき、どんどん本の世界に引き込まれていきました。しかもその仕事を、とある小学校の校長先生がこいのぼりに伝えて欲しいとツバメに頼むのです。選び抜かれた一年に一度しかないある日に誰にもナイショにして。そのツバメには昔から伝えるという使命が託されていました。
校長先生は、その日に「希望ヶ丘、全員の子供を背に乗せて欲しい。」と頼みます。ツバメは「町中のこいのぼりに伝える伝えがいのある仕事だぞ~。」と張り切ります。更にそのツバメに校長先生は、「こいのぼり以外のみんなにはナイショだぞ。」と言います。実は、こいのぼりの仕事というのは、病気の子、元気のない子を背中に乗せて空を飛び、元気にするというものでした。それが、今回は町中のこいのぼりが希望ヶ丘の子供全員を背中に乗せて空を飛ぶ、というのです。なぜ全員なのでしょう。その姿を想像すると、私も一緒に空を飛んだ気がして、胸がワクワクしてきました。そして、最後には作者の重松さんからのコロナとたたかう私達へのメッセージが届いた気がしました。皆さんも一度読んでみてください。