麗澤瑞浪がめざす教育──それは「こころ」を育てること。そして知育・徳育・体育のバランスのとれた、心身ともに健全な人間を育成することです。
社会で有為な人材として活躍するために「知性」を最大限に活かすのは、その人の「人間性」。正しい道徳的価値観と、他者への共感的態度を持った「こころ」を育てることが最も大切だと考えています。
本校では創立以来一貫して、揺るぎのない教育理念の下、学校生活や寮生活のあらゆる場面を通して、生徒に「自立」「感謝」「思いやり」の心を養うことに力を注いできました。教師が生徒一人ひとりを大切にする姿勢を持って気を配り、生徒の「こころ」を育てています。
また、中学だけでなく高校においても道徳の授業を必修とし、本校独自の教科書とプログラムを準備して、実践的な「こころ」の教育に努めています。
創立者廣池千九郎が提唱した道徳科学「モラロジー」に基づく知徳一体の教育を基本理念とし、学生生徒の心に仁愛の精神を培い、その上に現代の科学、技術、知識を修得させ国家、社会の発展と人類の安心、平和、幸福の実現に寄与できる人物を育成することを目指しています。
廣池学園の創立者 廣池千九郎が提唱した「道徳科学」に基づく“知徳一体”の考え方をもとに、生徒を育てています。生徒たちが人々に幸せを与えられる人、社会に貢献できる人になれるよう、思いやりの心を育みながら、知識や技術を高めています。
慶応2年−大分県に生まれる
大正元年−法学博士となる
昭和3年−「道徳科学の論文」完成
昭和10年−道徳科学専攻塾(現在の麗澤大学:千葉県)創設
昭和13年−群馬県にて永眠(72歳)
モラロジー(Moralogy)という名称は、「道徳」を表すモラル(moral)と「学」を表すロジー(logy)をもとに造った新しい学術語です。日本語では道徳科学もしくは道徳学といいますが、モラロジーの独自性を表すため、また英米で用いられているモラル・サイエンスとの混乱をさけるためにモラロジーと称しています。
モラロジーは人間、社会、自然のあらゆる領域を研究し、人類がよりよく生きるための指針を探求する総合的人間学です。特に、道徳については、一般に「行い」だけが大切にされがちですが、行いとともに、そのもとになる心のはたらかせ方(=考え方)こそが、個人の人生を築き、ひいては社会に大きな影響を与えているという視点に立っています。そこで世界の聖賢の考え方・生き方をより深く研究するとともに、今日の諸学問の研究成果を取り入れながら、よりよく生きていくための道徳実行のあり方や方法などを提示しようとするものです。
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