2008/1/12
在校生・卒業生・保護者の声
◆在校生の声
「仲間からもらった大切なもの」 和田浩一郎(東京都出身)
僕は寮でたくさんのことを学び、肉体的にも精神的にも大きく変わりました。先生のご指導もさることながら、特に仲間からもらったものはとても大切なものでした。人とふれあい、ぶつかり合うその中には、いつの間にか仲間との絆が生まれていました。時につらい言葉を言ってしまったり、間違ったことをしてしまったら、何度も自分を見返して、自分の中の心を変えていきました。友や先輩と一日中一緒にいるから、何度も自分を見返すことができたのだと思います。そして、そのたびに僕の周りを見る目が変わっていきました。もし家で今までと同じ時間を過ごしていたのなら、自分は変わろうとせずに、相手や周りを変えようとしていたことでしょう。
仲間を思うことはすばらしいことだと麗澤瑞浪での寮生活で気付きました。上辺だけのつきあいで友達を作ったつもりでいる、そんな人が時々いますが、麗澤瑞浪での友達、仲間というのは、もっと深いところでつながっています。そこにはいざこざもあり、苦しいこともあります。しかし、そういうときにこそ助けてくれる仲間がいます。人がピンチの時に手をさしのべられるそんな人たちが麗澤瑞浪にはたくさんいます。僕はこの仲間に会えて、本当に良かったと思っています。そして、これからも続くこの関係を大切にしていきたいです。
「かけがえのない仲間」 依田 悠(山梨県出身)
この寮生活は、私に日々かけがえのない物を与えてくれています。その多くが寮生活をともにする仲間から教えられ、考えさせられるものばかりで、私を成長させてくれる大きな要素となっています。学校以外の場所でも長い時間を共有しているので、行き違いもあったりします。その度に自分の短所を発見し、長所へと変えていこうと努力します。こんなふうに考えられるのも指摘をし合いながら、お互い向上していけるような仲間がいるからです。そして自分自身の長所である部分を実感するたび、厳しく指摘をしてくれた仲間たちに感謝することができるのです。先輩方の大変さ、いてくれることのありがたさが分かった時、後輩の素直な気持ちや行動があった時、そして同級生がよきライバルであり、よき理解者であることに気づいた時、それに対して、「ありがとうございます」と言いたいです。そして、そんな仲間もまた、私にとってかけがえのない存在です。
◆卒業生の声
「新しい自分との出逢い」 青木純平 京都大学(法)進学
寮生活で親の大切さや時間の大切さを学んだことはもちろんですが、その他にも24時間を友達と共に過ごす寮では、さまざまな貴重な経験をすることができました。育った環境、文化、性格などが異なる人と付き合う上で、対立か我慢か、妥協か無視か、あるいは話し合いか、自分と相手にとって最もプラスになるようにその時々に考えていくこと、それは自分自身の人生を考えることにほかなりません。それから、他人と会話するということが、最高の娯楽であると知りました。テレビなんて、コンピューターゲームなんて、何と空虚なものか。人間を根底から揺さぶり、傷つけたり感動させたりできるのは、結局人間だけではないかと思います。自分も含めて人間は面白い。時に愚劣で、滑稽で、時に尊い。
麗澤瑞浪での生活のテーマは「出逢い」だと思います。いつでもどこにでも出逢いはあります。しかし、麗澤瑞浪での出逢いは、「他人と出逢い、別れる」という意味でなく、「他人の中の自分と出逢う」、「自分の中の新しい自分と出逢う」ということのようです。そして、それを消化し、吸収し、変わっていく。だから麗澤の友達とは、場所は離れても寂しくなく、決して疎遠にはならないと思うのです。
「本当の自分」との出会い 山本彩乃 大阪教育大(教)進学
麗澤瑞浪で過ごした3年間はとても早い3年間だったように思います。寮生活というのは、決して楽しいだけの日々ではありません。自分のことだけでも精一杯なのに、一緒に暮らす寮の先輩や後輩、友達にも気を配ったり、時には自分を抑えなければならないこともあります。しかし、私がそこで見つけたものは意外にも「本当の自分」でした。
24時間ともに過ごす中で自分以上に私のことを理解してくれる友達。離れていても口に出さなくてもなぜか自分のことを分かってくれる家族。親元を離れて暮らす私たちの親代わりとなってくださる先生方……。いろいろな人に支えられながら、経験したことのないような悩みと、それを乗り越えようとする新たな力、そして自分のことよりもこの人の力になりたいと心から思って頑張れる自分、それらに初めて向き合えた気がします。
頑張っている自分を誰もが認めてくれ、支えてくれる。他人の成長を通して、自分自身も成長させてもらえる。ここでの生活に、テレビも携帯電話もいらない。友達と過ごす時間こそが最高の娯楽でした。勉強よりももっとずっと大切なこと。ここでのすべての「出会い」に私はいま心から感謝しています。
◆保護者の声
「ハガキでつながる心と心」 上山素生(大阪府在住)
子供が麗澤瑞浪の寮にお世話になって、感激したことがありました。それは入学して最初のハガキでした。そのハガキを家族と一緒に読んだのですが、文面の最後に「お父さん、お母さん、お元気で、また手紙を書きます」という一行を読んだとたん、胸がキューとしめつけられる思いがしました。このとき、ちょっとオーバーかもしれませんが、「親をやっていて、本当によかったなあ]「この学校へ子供が入学できて、本当によかったなあ」と思いました。おそらく、どの保護者も、同じ思いをされたことでしょう。それと、寮のチューターの先生が、子供のハガキに書き加えてくださる一言は、親をとても安心させてくれるものです。この学校での寮生活は、大学生や社会人になったとき、きっと役に立ち、プラスになると思います。