2014/7/28

当然、平凡なことを誰よりも続けられる人になろう

【中体連が終わって】

中学野球部顧問 伊藤康浩

 軟式野球中体連瑞浪市大会2位決定戦、6回が終わって3対3。取ったら取り返され、取られたら取り返す緊張感のある試合だった。そして、7回に4点を挙げて勝つことができた。今まで生徒たちが一生懸命に取り組んできたことが出せた試合だった。そして何よりもうれしかったのが、今までで見たことがないような満足感に満ち溢れた生徒たちの表情を見られたこと。観客席に一礼をしたときの誇らしげな表情は、きっとずっと忘れることがないと思う。教員として最高にうれしい瞬間だった。

 その後行われた東濃大会では、初戦敗退という結果に終わってしまった。当然勝ち負けが全てではないが、やるなら勝たせてあげたい。生徒たちは3年生を中心にまとまりがあり、心やさしく、元気な生徒たちばかり。そんな生徒たちにもっと野球を楽しませてあげたい、もっと自信をつけさせてあげたいと思い、指導にあたらせてもらったが、力が及ばなかった。とても悔しく、同時に3年生を卒部させなくてはならないことに対して寂しさを感じた。

 私は、中学野球部の生徒たちに、学校生活を送る上で、以下の内容を①~③の順序で大切にしてもらいたいと日頃から伝えている。
 ①礼儀を含めた生活面をしっかりすること。
 ②勉強を頑張ること。
 ③野球が上手くなるように努力すること。
 そして、この3つの話をした後に、①②をやっていない者は③は伸びないと必ず付け足す。私が15年教員をさせていただいて思うことの1つとして、何でも力を付けるには、目の前のこと(平凡なこと・日常のこと・当然のことなど)を根気よく徹底して続けることが大切だということがある。突然生活面で素晴らしくなることはない、突然勉強ができるようになることもない。日頃から学校生活、寮生活、家での生活を、明るく素直な気持ちで生活ができているだろうか。授業を大切にして、分かるようになりたいと思ってこつこつと勉強ができているだろうか。目新しいことや、驚くような練習方法はない。チーム全体で「〇〇をできるようになろう」という明確な目標を決めて、日々地道な練習を反復する。①②を頑張ることができない生徒は、なかなか地道な反復練習に心から打ち込むことは難しく③は伸びてこない。生徒たちには、野球に真剣に取り組むことが、生活面を見直すきっかけとなり、勉強を頑張れる一因になってくれればと思っている。そして、彼らが高校生になったときに、麗澤瑞浪を引っ張っていけるリーダーに成長してくれることを楽しみにしている。

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